誰もが憧れたことがあるはずの「創作」や「表現」。近年ではビジネスシーンでも創造性が重視されるようになりましたが、「自分に表現なんて……」とクリエイティブな活動にハードルを感じている人も少なくないのではないでしょうか。

本講座では、そんなふうに表現に対してハードルを感じている方にこそ、「つくる」ことのよろこびを取り戻していただきたいと思います。講師は、京都市立芸術大学で制作指導に携わる谷川嘉浩さん。本講座で「つくる」「創作する」とは何かをみなさんと考えていきます。創作について議論や、課題図書の感想、発表の準備を通して、「創作」への理解を深め、創作体験について自分の言葉で書く力を鍛えていきます。

講座を受け終わるころには、「つくる」ことがもっと身近な活動になっているはずです。創作や表現に興味のある方、書く力を鍛えたい方のご受講をお待ちしています。

\ 申込期間:1/6~1/25 /

 

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【日時】1月17日(水)12:00-12:55
【ゲスト】谷川嘉浩
【ファシリテーター】久保彩
申込みフォーム:https://forms.gle/BAG3oWc3WqwxLNp28

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詳しくは下記「7.講座カリキュラム(詳細)」にてご確認ください

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DAY1:2024年2月19日(月) 19:00-21:00
DAY2:2024年3月18日(月) 19:00-21:00
DAY3:2024年4月15日(月) 19:00-21:00
DAY4:2024年5月13日(月) 19:00-21:00

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■こんな方に■
・表現に対してハードルを感じている人
・自分の言葉で表現することを鍛えたい人
・書くことの力をつけたい人

■本講座で得られるもの■

・「つくる」「創作する」ことへのより深い理解
・創作へ感じるハードルの高さの理由を探り、それを乗り越える方法の習得
・自分にとって「創作」の意味の探究
・自分の言葉で表現する力

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\ 申込期間:1/6~1/25 /

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■講師:谷川嘉浩さんより■

この講座では、「つくる」「創作する」とは何なのかを考え、探求していきます。

「創造性」という言葉を聞かない日はないくらいですが、今やマジックワードのようになっていて、私たちが何かを作り育てる活動を解像度高く説明してくれるわけではありません。それでも、現代社会を生きる私たちにとって、何かを生み出すこと、創作することは大切な営みであるはずです。

この講座では、理解につながらない「便利な言葉」(マジックワード)を避けながら、以下のような問いについて考えていきます。何かを作るとき創作者の中で何が起こっているのか、創作に高いハードルを不思議と感じてしまうのはなぜか、自分でどれくらいコントロールして創作しているのか、現代社会を生きる私たち一人一人にとって「創作」とは何なのか——。こうした問いに向き合いながら、みなさんと一緒に「創作」や「つくる」という概念を育てていきたいと思っています。

私はデザイン科で制作指導をしており、展示に作品を出すこともあります。研究者や著述家として、アウトプットもしています。そういうわけで、私の人生に、広い意味での「創作」(趣味)よりも大事な活動はありません。今のみなさんにとって創作がどういう存在であったとしても、この講座を通して、何かを作ることがみなさんにとって身近な営みに感じられるといいなと思っています。

身近な創作経験を持っている人も、そうでない人も、自分の率直な感覚や、好きな創作について言葉を交わしながら、それぞれの生活の中での「創作」について掘り下げていけたらうれしいです。

谷川嘉浩(たにがわ よしひろ)
1990年生。京都市立芸術大学美術学部デザイン科デザインB専攻講師。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。
哲学者としてアメリカ哲学を専門としながら、メディア論や社会学、教育学の研究にも携わる。大学では制作指導を担当しているほか、デザイナーたちと作品制作や展示活動も行う。
著書に『スマホ時代の哲学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『〈京大発〉専門分野の越え方』(ナカニシヤ出版)、『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)、『信仰と想像力の哲学』(勁草書房)、『鶴見俊輔の言葉と倫理』(人文書院)、『「今どきの若者」のリアル』(PHP出版)など。
翻訳にマーティン・ハマーズリー『質的社会調査のジレンマ』(勁草書房)など。


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※全体の雰囲気、進捗、興味関心を踏まえて、内容は柔軟に変えていく可能性があります。

■campカリキュラム詳細■

DAY1事前課題
・自己紹介の記入
・DAY1テーマ書籍:
『創造するエキスパートたち 』横地早和子著 の(三章・四章)の感想、可能なら自分の知っている創作者と理論を照合


◆DAY1:私たちはどう「つくって」いるのか
テーマ書籍:『
創造するエキスパートたち 』横地早和子著

【谷川さんよりテーマ書籍の紹介】
共立出版から出ている「越境する認知科学」シリーズのひとつ、『創造するエキスパート』です。「認知科学」と聞いて構える必要はありません。データソースは観察やインタビューなどなので、かなり読みやすい仕上がりです。ちなみに、『スマホ時代の哲学』でもこの本を引用しました。
可能ならすべて読んでほしいですが、最低限、三章と四章を読んでください。その感想を具体的にメモしながら、自分のよく知っているミュージシャンや歌人の取材記事、あるいは自分自身の経験などと照らし合わせてみましょう。


DAY2事前課題
・DAY2テーマ書籍:
『コンテクストデザイン 』渡邊康太郎著 の(四章)の感想




◆DAY2:「つくる」ことのハードルの低さ/高さ
テーマ書籍:『
コンテクストデザイン 』渡邉康太郎著

【谷川さんよりテーマ書籍の紹介】
book campでもおなじみの渡邉康太郎さんの本。「つくる」を考える上で、渡邊さんの創作観の軽やかさは見習っておきたいところですが、実際に渡邊さん自身がディレクションしたものは、決して簡単に出てきたアウトプットではありません。つまり、彼の創作には軽さと厚みの両面あります。
可能なら全部読んでほしいところですが、それが難しい人は、四章だけでも。この部分を通して、渡邊さんにとっての「つくる」が持つ軽さと厚みの両面を考えたいと思います。ちなみに、引用の仕方もうまいので、そこにも注意を払いながら、その妙を味わってみてください。


DAY3事前課題
・DAY3テーマ書籍:『食べたくなる本 』三浦哲哉著 の(第二章)の感想、DAY4で紹介する人や作品の心づもり


◆DAY3:「つくる」ことをどう語るか
テーマ書籍:『
食べたくなる本 』三浦哲哉著

【谷川さんよりテーマ書籍の紹介】
最も身近な創作は「料理」ではないでしょうか。無類の料理好きとして知られる三浦哲哉さんが、料理本批評として書いたのが本書です。創作について考える上で、創作者について語り、論じた本書はとても参考になります。同じ著者の『自炊者になるための26週』も面白いので、お持ちの方はそちらもぜひ。


DAY4事前課題
・何か創作している人(自分でもいいし、有名でない人でもいい)と、その作品にフォーカスを当てて、「つくる」ことについて論じてもらいます。創作の定義は、相当に広くとって構いません。


◆DAY4:【発表/まとめ】「つくる」とは何か、「つくる」ことの何がうれしいか

・これまでの創作論を踏まえて、創作について議論する
・創作体験と作品について発表してもらう


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◆flier book campの感想◆

「書籍以上の学びを得られた」
時間を確保できるか心配でしたが、思い切って参加して本当によかったです。書籍だけでは伝わらないたくさんの学びを得ることができました。

「自分の軸が見えてきた」
以前よりも、自分の軸やスタンス、大切にしたい価値観の輪郭が見えてきたように感じます。

「安心してアウトプットできる場」
「心理的安全性の確保」が徹底されていると感じます。安心してアウトプットできるあたたかな場所です。


↑先日のflier book labo内のイベントの様子


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\ 申込期間:1/6~1/25 /




■お申し込み方法と開講までの流れ

1. 2月1日に開講までの流れをメールにてご案内いたします。
2. オンボーディングMTG(キックオフの会)
    2月6日(火)19:00 - 20:30

flier book laboへ新しくご登録いただいた方向けに、flier book laboの活用方法のご説明や、コミュニティメンバーとの交流をするオンボーディングMTG(キックオフの会)を行います。

3.講義日程・内容
DAY1:2024年2月19日(月) 19:00-21:00
DAY2:2024年3月18日(月) 19:00-21:00
DAY3:2024年4月15日(月) 19:00-21:00
DAY4:2024年5月13日(月) 19:00-21:00


■お申し込み期間■

2024年1月6日(土)〜2024年1月25日(木)


■flier book campとは■

flier book campは、本の学びを深めるオンライン講座です。

【flier book campの特徴】
1. 本という体系立てられた知をベースにした学び
2. 講師自ら実践しているプロセスをフレームワークとして提供
3. 4ヶ月という短期期間で集中して学び取る
4. 少人数の仲間と火を囲んで語るような場

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■flier book campの講座MAP
ビジネスに役立つ実践講座から、答えがない議論を楽しむ講座まで。
みなさんの興味関心に合わせていろんなエリアを渡り歩いてみてください。
https://labo.flierinc.com/camp

●高める山
仕事を高めたい方向けのエリア

●育てる森
思考力を伸ばしたい方向けのエリア

●深める沼
知を深めたい方向けのエリア

●創発の焚き火←本講座はこちら
世界を広げたい方向けのエリア
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本講座に関するお問い合わせはこちら
booklabosupport@flierinc.com

よくあるご質問 はこちら
https://tayori.com/faq/f21f63e7c45de886eb4801b7e930d89b86ab4dcf/ 

▼1冊10分で読める本の要約サイト flier (フライヤー)
https://www.flierinc.com
▼オンライン読書コミュニティ flier book labo
https://labo.flierinc.com/about
▼本の学びを深める講座 flier book camp
https://labo.flierinc.com/camp
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