思考と心を整え、世界の見方を変える「心を整える哲学の部屋」の最新講座が始まります。講師は『世界は贈与でできている』の著者で哲学研究者の近内悠太さん。本講座は2021年11月に開講し満足度4.9(5点満点)の人気講座「心を整える哲学の部屋」の第6弾です。
今回の講座テーマは、「哲学の入り口」。最近、リベラルアーツや哲学に注目が集まっていますが、そもそも哲学するってどういうことなのでしょうか。この講座では、講師の近内さんと受講生とともに複数の書籍を通じて、思考を深めていきます。
専門知識がなくても読める市販の書籍を扱いますので、「哲学に全く馴染みがない」という方もお気軽にご参加いただけます。
講座が終わる頃には、自分が納得するまで考えることのできる「知的体力」が身についているはずです。
\ 申込期間:10/6~10/25 /
※詳しくは下記「7.講座カリキュラム(詳細)」にてご確認ください
DAY1:2023年11月24日(金) 19:00-21:00
DAY2:2023年12月22日(金) 19:00-21:00
DAY3:2024年1月19日(金) 19:00-21:00
DAY4:2024年2月16日(金) 19:00-21:00
■こんな方に■
・日々目の前のことに追われ、息切れしている方
・知識の取得ではなく、ものの見方をアップデートしたい方
・「本質を理解する」「自分の頭で、自分の言葉で考える」ことが重要だとわかりつつも、どのように実践したら良いかわからないビジネスパーソン
■本講座で得られるもの■
・「知ること」と「考えること」の往復運動で、世界や人間への認識のアップデートができる
・身近な視点から哲学的思考、内省的思考を理解することができる
・哲学的な思考や対話を通じて、「問う力」「自分なりに考える力」を育むことができる
\ 申込期間:10/6~10/25 /
■講師:近内悠太さんより■
哲学とは、言葉と論理を用いて思考するプロセスのことです。しかし、言語には欠陥がある。だって、どれほど多くの言葉を費やしたとしても人と人はすれ違い、勘違いしてしまうのですから。言語には欠陥がある。あるいは、その言語が映し出す僕らの脳や思考の中に欠陥がある。
言葉を疑いながら、同時に言葉を信じる。(哲学は言葉を使って行われるのでそうせざるを得ません)
そのような矛盾した運動体が哲学と言えるかもしれません。
「自分の言葉と思考に責任をもつ」
それをみなさんと一緒に実践する講座となればと思っております。
近内悠太(ちかうち ゆうた)
1985年生まれ。教育者・哲学研究者で、リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。専門はウィトゲンシュタイン哲学。
デビュー著書は『世界は贈与でできている:資本主義の「すきま」を埋める倫理学 』(第29回山本七平賞 奨励賞、紀伊國屋じんぶん大賞2021 第5位/2020年3月13日発売)。
※全体の雰囲気、進捗、興味関心を踏まえて、内容は柔軟に変えていく可能性があります。
たとえば「冷蔵庫の中にプリンがある」と「彼には痛みを感じる心がある」という文は構造としてはとても似ている。だが、もう、すでに哲学的な罠、言語が仕掛ける罠が始まっている。
前者の文を理解していると言えるのはどういうときか。それは、「どうすればそれが確かめられるか」を把握しているときだろう。真偽の判定基準、検証の方法を知っていることと言える。つまり冷蔵庫を開けてみればいい、と分かっているとき、先の言葉の意味が分かっているとされる。それに対し、後者はどうか? 心の存在を検証するためには一体どのような行為をすればいいのか? それが確定しないということは、僕らは「心」という語を間違った形で使用していることになる。では、「心」というのは一体何か?
このように日常的に使っている言葉の「意味」をアップデートさせる(間違った使い方から正しい使い方へ変わる)ことが哲学の目標です。
普段多くの人は「何を言っているのか自分でも分かっていない言葉」をしゃべっています。さっきの「心がある」の使い方のように。
哲学の入り口として、自分の言葉に責任をもつ、自分でも何を言っているのか分からないことは話さないという倫理を身に着けるための一歩としての講座です。
■campカリキュラム詳細■
◇DAY1事前課題
・自己紹介シートの記入
・テーマ書籍を読む
◆DAY1:哲学をはじめる前に
・勉強する前に考えていたことを考える
・わかったフリをやめる
テーマ書籍:『哲学の謎』野矢茂樹
【近内さんよりテーマ書籍の紹介】
柔らかく書かれた対話篇です。ある前提を認めると、常識外れの結論へと導かれる。だとした前提が間違っているのか、それとも僕らの常識が間違っていたのか。そんな思考のメリーゴーランドに迷い込んだかのような体験を与えてくれる本です。とても読みやすいです。(ちなみに10代のころ一番最初に読んだ哲学の本です)
◇DAY2事前課題
・テーマ書籍の指定の章を読み、共鳴できる問と反証したい問を考える
・グループディスカッション
◆DAY2:わからないことを受け入れる
・哲学ってなに?を体験する
・自分の言葉で考える
テーマ書籍:『翔太と猫のインサイトの夏休み』永井均(1,2,3章)
【近内さんよりテーマ書籍の紹介】
これまた対話編です。ただし『哲学の謎』よりも議論の鋭さ、抽象度、常識外れ具合が上がります。でも、共通するものもあります。それは「哲学する者のまなざし」です。哲学とはこうやるんだ、と教わった一冊です。
◇DAY3事前課題
・テーマ書籍の指定の章を読み、共鳴できる問と反証したい問を考える
・グループディスカッション
◆DAY3:問いを立てる力をつける
・自分の問いを立てられる
・わからなかったことがわかるようになる
テーマ書籍:『翔太と猫のインサイトの夏休み』永井均(4,5章)
【近内さんよりテーマ書籍の紹介】
本キャンプでは本を前後半に分けて扱います
◇DAY4事前課題
・テーマ書籍を読む
・グループディスカッション
◆DAY4:あなたはどう考えるか
・素直に考える
・理解できるようになる
テーマ書籍:「戦争はなかった」小松左京(『小松左京セレクション 1』所収)
【近内さんよりテーマ書籍の紹介】
僕らの日常にとてもよく似ているけど、決定的な面において異なっている世界に迷い込んでしまった主人公の顛末を描いた短編です。哲学的モチーフをまとったSFとなっています。
■心を整える哲学の部屋シリーズとは?■
自由になるために、私たちの「生活」を見つめ直す。
私たちは日々、膨大な情報や激しい環境変化の中に身を置き、周りや自身のことに頭を悩ませ続け、心が乱れている状態であることも少なくありません。
そんな私たちの「生きづらさ」を解消するヒントを与えてくれるのが「哲学」です。
哲学とは世の中の原理を理解して自分の生活を外から見つめ直すことです。人間は、同じ場所で同じ習慣や同じ常識の中に居続けることで、別の世界を思い描けなくなります。だからこそ、哲学的思考を通じて自分達の生活を相対化することが重要なのです。そうすることで、私たちは違う場所を描けるようになり、しがらみから解放されて自由になれるはずです。それが心を整える哲学です。
哲学は私たちが生きるためのインフラです。思考と心を整え、世界の見方を変えてくれるはずです。
■「やらないこと」と「やること」■
・(やらない)プラトンやデカルトなど哲学者の教えや専門用語を「教わる」「覚える」ことはしません。
・(やる)「◯◯って?」などの身近な問いから、日常や身の回りにあるものを哲学的アプローチで考えます。
・(やらない)最短距離で正解を求めようとはしません。
・(やる)正解がない見方やもやもやに自分なりに向き合います。そして、みんなと対話することで、自身の「思考のクセ」に気づき、それを相対化(=アップデート)します。
【内容について】
・最高に楽しかったです!
・普段話すこともない聞いたことない話や、そもそもの考え方の部分など、新しい体験の連続で、ドキッとしたり感じることばかりでした。自分のこととして考え感じることのできる講座内容でした。
・哲学とは縁も所縁もなくここまで過ごしてきたので、紹介書籍も、この講座がなければ読む事はなかったです。本講座は、私の人生の中で、いろんな意味で、たいへん特別な学びの機会となりました。
【講師・クラスの雰囲気について】
・近内さんやメンバーのみなさんで作る場の温かさ、全てとても価値あるものでした。
・ドキドキしながらの参加でしたが、近内さんのなんでもいいよ!ってスタンスに非常に安心して、かなり力みが抜けて楽しく過ごせました。
・一人でやるのは厳しい思考も、近内さんやみなさんがいる事で自分の中に潜る事ができてありがたい限りです。
\ 申込期間:10/6~10/25 /
\ 申込期間:10/6~10/25 /
■お申し込み方法と開講までの流れ
1. 11月1日に開講までの流れをメールにてご案内いたします。
2. オンボーディングMTG(キックオフの会)
11月7日(火)19:00 - 20:30
flier book laboへ新しくご登録いただいた方向けに、flier book laboの活用方法のご説明や、コミュニティメンバーとの交流をするオンボーディングMTG(キックオフの会)を行います。
3.講義日程・内容
DAY1:2023年11月24日(金) 19:00-21:00
DAY2:2023年12月22日(金) 19:00-21:00
DAY3:2024年1月19日(金) 19:00-21:00
DAY4:2024年2月16日(金) 19:00-21:00
■お申し込み期間■
2023年10月6日(金)〜2023年10月25日(水)
■flier book campとは■
flier book campは、本の学びを深めるオンライン講座です。
【flier book campの特徴】
1. 本という体系立てられた知をベースにした学び
2. 講師自ら実践しているプロセスをフレームワークとして提供
3. 4ヶ月という短期期間で集中して学び取る
4. 少人数の仲間と火を囲んで語るような場
■flier book campの講座MAP
ビジネスに役立つ実践講座から、答えがない議論を楽しむ講座まで。
みなさんの興味関心に合わせていろんなエリアを渡り歩いてみてください。
https://labo.flierinc.com/camp
●高める山
仕事を高めたい方向けのエリア
●育てる森
思考力を伸ばしたい方向けのエリア
●深める沼←本講座はこちら
知を深めたい方向けのエリア
●創発の焚き火
世界を広げたい方向けのエリア
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本講座に関するお問い合わせはこちら
booklabosupport@flierinc.com
よくあるご質問 はこちら
https://tayori.com/faq/f21f63e7c45de886eb4801b7e930d89b86ab4dcf/
▼1冊10分で読める本の要約サイト flier (フライヤー)
https://www.flierinc.com
▼オンライン読書コミュニティ flier book labo
https://labo.flierinc.com/about
▼本の学びを深める講座 flier book camp
https://labo.flierinc.com/camp
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