本日(4/26)、「関心の本棚」鑑賞会がありました。また、明後日(4/28)、FELLOW第5期Mグループ(言の葉ガーデン)で「関心本棚」を用いてカジュアルにワイワイお話をします。
そこで、改めて、関心本棚を作ってみました。
ChatGPTに作らせたり、色々試行錯誤した結果、作り方は、以下の3STEPに落ち着きました。
【STEP1】 【過去】「好きな本リスト」を作る
【STEP2】 【現在】「好きな本リスト」をグルーピング(カテゴライズ)する
【STEP3】 【未来】グループをキーワードで検索して、読みたい本を探す
この3STEPは、関心本棚を作る過程で、「好きな本リスト」「好きな曲リスト」「好きな映画リスト」などが出来るので、おすすめしたいです。
※番外編をご参照ください。
【STEP1】 「好きな本リスト」を作る
自分が過去に読んで感動した本を集めて、「好きな本リスト」を作ります。
記載する「本の情報」は好みです。私は、本それぞれに、タイトル、著者、ページ数、出版社、発売日、AmazonのURLの情報を記載しました。
発売日をメモしておくと、いつくらいに読んだかを思い出せるのでおすすめです。
Amazonなどの本の紹介URLを乗せておくと、いつでも情報を引き出せます。
【STEP2】「好きな本リスト」をグルーピング(カテゴライズ)する
STEP1で作成した「好きな本リスト」の本たちをいくつかのグループに分けて、グループ名を付けます。
グループ名は、疑問形式だとよさそうです。
余裕があれば、グループを、自分の生きた時間軸にペタリと色分けして貼り付けます(上図)。
自分のこれまでの感動の流れが、一目でパッとわかるようになります。
【STEP3】グループをキーワードで検索して、読みたい本を探す
読みたい本を探す
STEP2で考えた「グループ名」をキーワードにして、読みたい本を検索します。
グループ名が「人は何のために生きるのか?」や「人生の目的」であれば、Amazonのサイトやネットで「人は何のために生きるのか?」や「人生の目的」をキーワードにして検索します。すると、「人生の目的」に関連する本がたくさん出てくるので、自分にとって面白そうな本を選択します。
「好きな本リスト」に追加する
探した本を「好きな本リスト」に追加していきます。
「ステータス」(未読か読書中か既読か)やカテゴリ(疑問形式、分類形式)を入力しておくと、関心本棚を作るときに楽です。
関心本棚を作る準備をする
「好きな本リスト」の中から、「関心本棚」で扱いたい本たちに、「⚪︎」を入力します。
【完成】関心本棚を作る
「好きな本リスト」の本のうち、関心本棚欄が「⚪︎」の本たちを、関心本棚に載せます。
このとき、「カテゴリ」欄を利用して、適宜グルーピングします。
【メンテナンス(その1)】複数の「関心本棚」を1つのファイルで管理する
Googleスライドには、変更履歴を管理する機能があります。この変更履歴機能を利用すれば、関心本棚を1つのファイルで管理することができます。「FELLOW第4期関心本棚」や「FELLOW第5期関心本棚」や「関心本棚鑑賞会(2024年4月26日)」のように分けたい場合、ファイルを複数作成する必要はありません。
そこで、別記事で、1つのファイルで複数の関心本棚を管理する方法を説明しました。
【メンテナンス(その2)】「好きな本リスト」をアップデートする
「好きな本リスト」は、作って終わりにするのはもったいないです。アップデートして、育てましょう!
準備
「好きな本リスト」の項目(欄)に、「①ステータス」「②関心本棚」「③カテゴリ(疑問、分類)」を用意します。
アップデートの時期
「好きな本リスト」をアップデートするタイミングは、例えば、FELLOWやイベントで、関心本棚を作る時があります。もちろん、本を読み始めたり、読み終わったタイミングにアップデートできれば、よりよいです。
アップデートの内容
「①ステータス」は、それぞれの本について、読んでいたら「読書中」に、読み終わったら「既読」に、アップデートします。
「②関心本棚」では、「FELLOW第4期」、「FELLOW第5期」、「鑑賞会(4/26)」などのイベント欄をさらに用意します。それぞれのイベントごとに、関心本棚で扱ったら「⚪︎」を入力します。
「③カテゴリ」は、関心本棚でグループ化するときに使います。分類形式だけで構いません。疑問形式と分類形式でのカテゴリが両方あると、読みたい本に広がりができそうです。
【まとめ】好きなことを自分で選択することの大切さ
私たちは、気付かぬうちに、他人や店の戦略にのって、選択をしがちです。
例えば、コンビニで買ったペットボトルは、自分で好きで選択したかのように見えて、実際は、店が見つけやすい位置に配置したから、受動的に選択したのかもしれません。
もちろん、他の方に勧められた本を読むのは、ご縁ですし、運命かもしれないですし、大切なチャンスです。
ただ、自分が好きだと感じて選択した本を読むのも、これもまた楽しいことです。
【番外編(その1)】「好きな曲リスト」も作ってみた!
STEP2で、「好きな本リスト」を作成しました。
一方、副作用として、「好きな曲リスト」も作りました。
「好きな曲リスト」をAmazon MusicやSpotifyでプレイリストとして保存しておくと、いつでも好きな曲を聴くことができます。そして、いつでも感動に浸ることができます。
【番外編(その2)】「好きな映画リスト」も作ってみた!
また、副作用として、「好きな映画リスト」も作りました。
おかげで、感動体験をパッと手軽に思い出すことができます。また、1つ1つの作品を思い出せば、深い感動が蘇ります。
【追記】私にとって関心本棚とは?
私にとって、関心本棚は、
「過去と未来をつなぐ宝箱」
です。
関心本棚を作ることは、
・過去の好みを集めて(好きな本リスト作成)(STEP1)、
・その好みから自分なりの窓をいくつか作って(好みのカテゴリ化)(STEP2)、
・その窓から未来を描く(のぞく)(STEP3)こと
です。
私は「大雑把に感じる(大局観)」と「詳細を感じる(局所観)」がバランスよくあるといいなと思っています。
例えば、雪は、大局的には、北海道の雪まつりのように雪全体で楽しむことができます。一方、局所的には、顕微鏡でみて雪の結晶としての美しさを楽しむことができます。
好きな本も、大局的に、カタマリ(好きな傾向、自分なりの好み)で楽しむこともできますし、局所的に、1冊の本の中身を楽しむことができます。両方楽しめると思います。
「好きな本リスト」は、大局的に感じる役割を持っていて、それ自体で、好きな本のカタマリ(自分の好みの傾向)を楽しむことができます。
一方、工夫した点があります。
それぞれの本にAmazonのリンクをはったことです。
気になった本があれば、いつでもAmazonのリンクをタップして、(局所的に)詳細を楽しむことができます。
※「好きな曲リスト」では、Youtubeの動画のリンクをはります。なので、好きな曲の集まり(カタマリ)全体を楽しむだけでなく、すぐに曲の詳細を楽しむことができます。さらには、Amazon MusicやSpotifyなどでプレイリストにすると、全体も詳細もバランスよく楽しむことできます。
STEP1で作った「好きな本リスト」を眺めていると、自分なりの好みの傾向がなんとなくわかってきます(STEP2)。そうすると、未来に読みたい本を自分で選択できるようになります(STEP3)。
関心本棚を、このようなプロセスを経て作ってみると、「過去と未来をつなぐ宝箱」だと感じるのです。
【気づき】好きなことを、まずおおまかに感じる、次に詳細を感じる
「関心本棚」を作る過程で、「好きな本(曲、映画、ドラマ、動画・・・)リスト」を作ったのですが、色々な効果があると感じました。
心を柔らかくする(鬱にも効果ある)認知行動療法では、例えば、「ゼロイチ思考」が、代表的な「認知の歪み」としてあります。
※「ゼロイチ思考」とは、物事を「ゼロ」か「イチ」、「全」か「無」、のどちらかに分類して、「ゼロ」と「イチ」の間の「グレーゾーン」を考えない思考のことです。
この「ゼロイチ思考」を、認知行動療法では、心を柔らかくするために、論理的に「行動変容」させて「グレーゾーン」を許容できるようにします。
ただ、これが、なかなか大変です。「行動変容」では、自分の思考を日々記録したり、その記録を客観視して観察して、変えていくからです。
一方、今回作った「好きな曲リスト」「好きな本リスト」「好きな映画リスト」などは、リストを見ることで、自分の好みを一目で一気に感じることができます。さらに、1つ1つの詳細を参照することで、さらに、深く感動することができます。
これは、心を柔らかくするための感性に訴える1つの方法として有効だと感じました。
まとめますと、心を柔らかくするためには、論理を使うルート(行動変容)と感性を使うルート(今回は、好きなことを大雑把に次に詳細に思い出す)の両方あるとよいと思いました。