先日、ついにフライヤーの要約を読破しました。
かかった期間は2年半程度。

そこから見えてきた景色と、僕の中に起こった変化を語ることで
誰かが読書に向き合う時のエンパワメントになれれば良いなという思いで
この記事を書きたいと思います。


はじめにお伝えしたいことは、僕は無学者であるという事です。

最終学歴は無認可のアート系専門卒だし、
ビジネス書や学術書はおろか、初歩的な高等教育にすら、それほど親しみがない。
それまで読んでいた本は、ミステリや村上春樹、伊坂幸太郎など
エンタメとしても読める優しいフィクションばかりでした。

大人になり、大手企業で働くことになり
営業としてアサインされて社会人生活が始まりました。

そんな僕ですから
当然、能力不足による壁には散々ぶち当たる。
感性頼りの場当たりなふるまいは通用しない。
試行錯誤、もがき続ける。

そこで読み始めたのは、即効性のお悩み解決、ノウハウ本。
上手くやるための指南書等々。
わかりやすさを頼りにすがりつくことはあっても、
その本質にある、理論や思想には到底縁がなく、
自分にはリアリティのない、理解しえないものだと思っていました。

それでも、向きあい、問いながら読み続けるうちに出会った
ブックラボの「人と本との対話」の場。

おおきな物語として語られないような、赤裸々でリアルな、
個人の問題意識の集積としてあらわれる「本に集う私たち」。

そこから創発しあうことで立ち上がる世界は
「スリル、ショック、サスペンス」な体験で、
多分な刺激を受け、読書生活をドライブするモチベーションになりました。



フライヤーの要約を読み進める中で
読書の糧になった3点を共有したいと思います。


1.読書との出会いかた編


易々と自分のものにはなってくれない、一見、近寄りがたいような高嶺の花。
学園のマドンナのようでもあるような本たちに、
正面突破を試みても玉砕するのは目に見えています。

そんな「読書の森」に踏み入る前に、どういった態度で
それらに向き合うべきかは知っておきたいところです。

そこでまず読みたいのは「人生を面白くする 本物の教養」と「本の「使い方」」

要約
・人生を面白くする 本物の教養 
・本の「使い方」 /共に出口 治明


”本50% 人25% 旅25%”と筆者は言います。

本50%
豊かな人生のための読書は効率的だし、必要だ。
分野を決めて、入門書と薄い古典から読みはじめ、8冊読めば体系的に理解できる。
 ↓
人25%、旅25%
本で得た理解をもとにアウトプット。
まわりに話してみる。その道の先輩にあたってみる。
実物に会いに行ったり、ふれてみたり。
日常から少しはみ出して体感し5感で理解すればさらに深まる。

といった内容の本なのですが、
アタマとココロで理解したい。という姿勢は
なんだか恋愛に通じるようなところもあるように思います。
ある種のトキメキや憧れも必要なのかも。

であるならば、恋の歌からも示唆を得られるのかもしれません。

僕の好きな歌を紹介して、また今度続きを書きたいと思います。



 スプリームス/恋はあせらず@

 恋を急いではダメ。
 待つのよ。
 それは簡単にはやってこないの。
 互いに与えて与えられるものなのよ。