レコードや、もしかCDも、その人の音楽を聴いた
ことがなくても「ジャケット(外見)」で買う人が
いる(いた)。僕の中学時代の美術教師なのだが、
この度浅田すぐるさんのcamp『早く読めて、忘れ
ない、思考力が深まる「紙1枚!」読書力養成講座』
に参加し、著書を読み進めていくうちにそういう
「セレンディビティ・セレクト」もありなのでは
ないかと頭の中で、考えた。

頭の中では、考えたんだが。

そして、、、

書架の前に立ち尽くし、考え込んだ。

これは、、、無理だわ。

当初はビジネス書と小説を1冊ずつジャケ買いする
つもりだったが、はっきりいって「文字が9割」。

背景にあるイラストや写真、デザインは面積も狭く
そのタイトルや作者名の引き立て役にすぎない。

あってもなくても、作家のファンだとか、パッと
タイトルが気になって手にした人は中をパラパラ
めくってレジに持っていくだろう。

刺身のつまと言っては何だが、それに等しいぐらい。

ただひとつ思ったのは、ジャケ買いは写真集、雑誌
なら有効かと。

自分の浅はかな思想に呆れつつ、実行した愚直さは
褒めてあげたい。

次なる書店で起こす「セレンティピティ」、
何にしようかな。