私たちは日々、膨大な情報や激しい環境変化の中に身を置き、周りや自身のことに頭を悩ませ続け、心が乱れている状態であることも少なくありません。
そんな私たちの「生きづらさ」を解消するヒントを与えてくれるのが「哲学」です。思考と心を整え、世界の見方を変える。そんな「心を整える哲学」を開講します。
講師は、『世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学』の著者で哲学研究者、近内悠太さん。
本講座は2021年11月に開講し満足度4.9(5点満点)と人気を博した講座「心を整える哲学の部屋」のシーズン2です。今回のテーマは「弱さ」。「進化心理学」や「精神分析」などの書籍を通じ、皆でディスカッションをしながら「人間の弱さはどこからやってくるのか」「弱さとの向き合い方」について考えます。
前回参加された方はもちろん、今回から新しく参加する方も歓迎です。
専門知識がなくても読みやすい書籍を扱いますので、「哲学ってハードルが高い」「興味はあるけどどう学んだら良いかわからない」という方も、最初の一歩としてご参加いただけます。
ぜひ一緒に変化の一歩を踏み出しましょう!
※お申し込みフォームは6月1日にオープンとなります。
開講を記念して無料ウェビナーも開催!
6月9日(木) 12:00~12:45
【登壇者】近内悠太氏【ファシリテーター】荒木博行氏
▼ウェビナーのお申し込みはこちら
https://tayori.com/f/0609flierbooklabo/
■講師:近内悠太さんより■
「弱さはどこからやってくる?」
本講座では、このような問いを一緒に考えていきます。僕らの脳は数万年前からほとんど進化しておらず、僕らのデフォルトの世界認識と行動パターンと身体は、現代社会の生活にはまったくマッチしていません。それゆえ、人類は根源的な「弱さ」と「傷」を抱え込むことになりました。
「僕らが抱える弱さと傷とは?」この問いを通り抜けることで、他者に対する「エンパシー(共感、感情移入)」の正体が見えてくるはずです、きっと。
講座を終えた頃に世界や人間を見るまなざしがアップデートされるように、一緒に学んでいきましょう。
■講師■
近内悠太(ちかうち ゆうた)
1985年生まれ。教育者・哲学研究者で、リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。専門はウィトゲンシュタイン哲学。
デビュー著書は『世界は贈与でできている:資本主義の「すきま」を埋める倫理学』(第29回山本七平賞 奨励賞、紀伊國屋じんぶん大賞2021 第5位/2020年3月13日発売)。
■本講座で得られるもの■
・身近なところから哲学を理解することができる
・世界や人間への、認識のアップデート
・テーマ書籍に対する近内さんの解釈と自分へ転用するヒント
・自分とはまったく異なる他者へのエンパシー
■こんな方に■
・哲学に興味があるけど、ハードルが高いと感じている方
・知識取得ではなく、ものの見方をアップデートしたい方
・日々目の前のことに追われ、息切れしている方
・がんばることに苦しさを感じたり、力の抜き方を知りたい方
■campカリキュラム■
※全体進捗、興味関心を踏まえて、内容は柔軟に変えていく可能性があります。
<DAY1> 2022年7月8日(金) 19:00~21:00
📚テーマ書籍『進化心理学から考えるホモサピエンス 一万年変化しない価値観 』
【近内さんよりテーマ書籍の紹介】
進化心理学によって、僕らが持っている感情の進化的起源、メカニズムを明らかになりつつあります。そして、「なぜ僕らの感情や衝動や不安はこんなにも不合理なのか?」という問いに一定の回答を提示してくれます。不合理性の合理性。あるいは、その不合理性のどうしようもなさ。まず、DAY1で僕らはそのような人間存在であるという前提を共有します。
【アジェンダ】
・書籍を理解し、グループディスカッションで深める
・書籍に書かれている内容を自分という観点、立場から捉えなおし、内在化させる
【事前課題】
テーマ書籍『進化心理学から考えるホモサピエンス 一万年変化しない価値観 』を読んだ感想。加えて、DAY3テーマ書籍『沈黙』も開講前に読んでおくと、より4ヶ月間の思考が深まります。
📚『進化心理学から考えるホモサピエンス 一万年変化しない価値観』
著者:アラン・S・ミラー 出版社:パンローリング株式会社
📚『沈黙』
著者:遠藤周作 出版社:新潮社
【DAY1副読本】
こちらの書籍も併せて読むと、より理解が深まります。
📚『なぜ心はこんなに脆いのか:不安や抑うつの進化心理学』
著者:ランドルフ・M・ネシー 翻訳: 加藤 智子 出版社:草思社
<DAY2> 2022年8月12日(金) 19:00~21:00
📚テーマ書籍『ものぐさ精神分析』
【近内さんよりテーマ書籍の紹介】
とても面白い本です。国家、歴史、自我、そして性。人間の「いじらしさ」というものがよく分かる重要文献です。
【アジェンダ】
・書籍を理解し、グループディスカッションで深める
・自分が思っているよりも、周囲の人間は自分とは似ていない(共同幻想が異なっている)ことを知る
・本書が抱える現代的難点・困難を見極める。本書を読んだ時の違和感を大切にする。
【事前課題】
テーマ書籍『ものぐさ精神分析』を読んだ感想。
📚『ものぐさ精神分析』
著者:岸田秀 出版社:株式会社 青土社
<DAY3> 2022年9月9日(金) 19:00~21:00
📚テーマ書籍『沈黙』
【近内さんよりテーマ書籍の紹介】
言わずと知れた遠藤周作の代表作です。あまりにも悲惨なキリスト者を前にして、なぜ神はこの者たちを救おうとしないのか?なぜ黙ったままなのか?なぜ神は沈黙するのか?という問いを描いた作品であり、弱さと利他に関する重要な物語です。
【アジェンダ】
・書籍を理解し、グループディスカッションで深める
・一神教的世界観を理解する(=エンパシー)
【事前課題】
テーマ書籍『沈黙』を読んだ感想。
📚『沈黙 』
著者:遠藤周作 出版社:新潮社
<DAY4> 2022年10月7日(金) 19:00~21:00
人間観のアップデート(テーマ書籍なし)
【アジェンダ】
・3冊を通じて見えることとは?
・近内さんへの質問とディスカッション
【事前課題】
・前回までの内容を踏まえて、「どのような認識のアップデートが起こったか」を文章にまとめる。(講座内または講座後に講師からコメントや感想などのフィードバックを行います)
■定員■
約35名
定員になり次第募集終了とさせていただきますのでお早めにお申し込みください。
■価格■
・月額料金16,500円(税込)×4回
※4ヶ月の途中解約はできません
・料金には以下のサービスを含みます。
(1)本講座(全4回)
(2) オンライン読書コミュニティflier book labo
(3) flier ビジネス書の要約コンテンンツ読み放題
※講座内で取り扱う書籍の購入費は各自のご負担となります
※2講座以降は、1講座につき11,000円(税込)が追加となります。
■参加方法■
・期間:2022年7月1日~2022年10月31日
・開催頻度:毎月1回×4回
・時間:2時間(平日19:00-21:00)
・形式:オンライン会議方式(※Zoom)
その他
・録画アーカイブあり
・講座参加者限定のグループへの招待
・開講期間の質問サポート
・お支払いタイミング:毎月1日
・講座終了後、flier book laboプランは自動更新
■お申し込み方法と開講■
※お申し込みフォームは6月1日にオープンとなります。
1. 【メール】お申し込み直後:「受付完了メール」が届きます。
こちらが届かない場合は、正しくお申し込みができていない可能性がありますので、ご確認をお願いいたします。
2.【メール】6月下旬:開講までの流れをメールにてご案内いたします。
3.【メール】7月1日:camp専用ルームへ招待メールをおお送りします。
4.【オンラインイベント】オンボーディングMTG(キックオフの会)
7月5日(火)19:00~20:30
flier book laboへ新しくご登録いただいた方向けに、flier book laboの活用方法のご説明や、コミュニティメンバーとの交流をするオンボーディングMTG(キックオフの会)を行います。
5.講義日程・内容
DAY1:2022年7月8日(金)19:00-21:00
DAY2:2022年8月12日(金)19:00-21:00
DAY3:2022年9月9日(金)19:00-21:00
DAY4:2022年10月7日(金)19:00-21:00
■お申し込み期間■
2022年6月1日(水)~2022年6月22日(水)
■flier book campとは■
flier book campは、本の学びを深めるオンライン講座です。
【flier book campの特徴】
1. 本という体系立てられた知をベースにした学び
2. 講師自ら実践しているプロセスをフレームワークとして提供
3. 4ヶ月という短期期間で集中して学び取る
4. 少人数の仲間と火を囲んで語るような場
【flier book campの講座MAP】
ビジネスに役立つ実践講座から、答えがない議論を楽しむ講座まで。
みなさんの興味関心に合わせていろんなエリアを渡り歩いてみてください。
https://labo.flierinc.com/camp
●高める山
仕事を高めたい方向けのエリア
●育てる森
思考力を伸ばしたい方向けのエリア
●深める沼 ←本講座はココ!
知を深めたい方向けのエリア
●創発の焚き火
世界を広げたい方向けのエリア
#近内悠太 #flierbookcamp