思考と心を整え、世界の見方を変える「心を整える哲学の部屋」の最新講座が始まります。講師は『世界は贈与でできている』の著者で哲学研究者の近内悠太さん。本講座は2021年11月に開講し満足度4.9(5点満点)の人気講座「心を整える哲学の部屋」の第4弾です。
↑過去受講生の様子
今回のテーマは「暗黙のルール」。
会議での忖度、付き合い残業、有給休暇取得、飲み会の振る舞い、結婚のプレッシャー....など、私たちは「暗黙のルール」に行動を左右され、息苦しさを感じることが少なくありません。暗黙のルールは一体どこから来るのでしょうか。「空気」「世間」「日本人」というキーワードで分解していきます。無意識の行動原理とその構造がわかり、認識が変わることで、明日が少し生きやすくなるはずです。
専門知識がなくても読める市販の書籍を扱いますので、「哲学に全く馴染みがない」という方もお気軽にご参加いただけます。一緒に世界を見つめ直しましょう!
\ 2023年2月6日(月)から募集開始/
※2月25日(土)まで期間限定で配信中!
詳しくは下記「7.講座カリキュラム(詳細)」にてご確認ください
DAY1:2023年3月10日(金) 19:00-21:00
DAY2:2023年4月7日(金) 19:00-21:00
DAY3:2023年5月12日(金) 19:00-21:00
DAY4:2023年6月9日(金) 19:00-21:00
■こんな方に■
・会議での忖度、付き合い残業....など、社会のしがらみ、暗黙のルール、世間の空気に息苦しさを感じている方
・日々目の前のことに追われ、息切れしている方
・知識取得ではなく、ものの見方をアップデートしたい方
・「本質を理解する」「自分の頭で、自分の言葉で考える」ことが重要だとわかりつつも、どのように実践したら良いかわからないビジネスパーソン
■本講座で得られるもの■
・「暗黙のルール」や「空気」の正体がわかり、しがらみから楽になれる
・「知ること」と「考えること」の往復運動で、世界や人間への認識のアップデートができる
・身近な視点から哲学的思考、内省的思考を理解することができる
・哲学的な思考や対話を通じて、「問う力」「自分なりに考える力」を育むことができる
\ 2023年2月6日(月)から募集開始/
近内悠太(ちかうち ゆうた)
1985年生まれ。教育者・哲学研究者で、リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。専門はウィトゲンシュタイン哲学。
デビュー著書は『世界は贈与でできている:資本主義の「すきま」を埋める倫理学』(第29回山本七平賞 奨励賞、紀伊國屋じんぶん大賞2021 第5位/2020年3月13日発売)。
■講師:近内悠太さんより■
僕のcampではいつも何かしらの「構造」あるいは「原理」を取り扱います。今回は「暗黙のルール」の構造と原理です。それを、4冊の著作を順に巡ることで立体的に理解していきます。それと同時に、著作をきっかけに、自分の言葉で自分の「認識や思考のクセ」を言語化し、それをときほぐしていきます。課題図書を(いちおう、ひととおり)事前に読んできた状態で、講師や受講生のみなさん同士で対話するスタイルです。その中で、どのような認識の変化、反省的思考、つまりメタ認知が発生したのかを一人一人言語化していきます。重要なのは、ほんの小さな変化であってもそれをちゃんと感じることです。
大丈夫。みんなで一緒に作っていく講座ですから。あなたもぜひ。
■campの進め方■
1.事前課題として、「テーマ書籍」を読み、感想をまとめる
・インターバル期間に勉強会開催(任意)
2.当日参加
・講師から書籍の解釈などの共有
・1-2回のブレイクアウトセッション
→受講生3-4人で「書籍の感想や違和感」などについてディスカッション。
→全体で発表し講師や他メンバーとの対話で深める。
■campカリキュラム詳細■
※全体の雰囲気、進捗、興味関心を踏まえて、内容は柔軟に変えていく可能性があります。
◇DAY1事前課題
・自己紹介
・テーマ書籍を読んだ感想
◆DAY1:【構造を知る1】「空気」の正体
・「空気」の正体は?なぜ我々は空気に支配されるのかを紐解く。
・あらゆる論理を超えて〝絶対の権威〟として存在する「空気」の正体を紐解く。
【テーマ書籍】📚『空気の研究』山本 七平 (著)
・1983年の初版以来読み継がれる古典的名著。第二次世界大戦中における戦艦大和の特攻をも決めた「空気」の正体とはーー?
【近内さんより】
とても身近に観測される現象や誰しも経験している事柄から、そこに潜む構造性を導き出す心震える一冊です。事実を見る、言語化する、仮説形成する、そして自身の思考を論証する、というまさに「考えるというのはこうやるんだよ」と語りかけてくれるような本です。
【参考書籍】📚『「世間」とは何か』阿部 謹也 (著)
※参考書籍は、読むとより理解が深まりますが、読まなくても参加いただけます。
◇DAY2事前課題
・DAY2のテーマ書籍を読んだ感想
◆DAY2:【構造を知る2】現代日本の息苦しさの構造
・「空気」と「世間」の関係を解き明かし、現代日本の息苦しさの構造を知る。
・忖度、同調圧力、空気を読む....息苦しい現代日本の構造を考える。
【テーマ書籍】📚『「空気」と「世間」』鴻上 尚史 (著)
・人気の脚本・演出家である鴻上尚史氏が、『空気の研究』と『世間とはなにか』の2冊を現代に投影させながら、自分の体験や発見を踏まえ執筆した一冊。
【近内さんより】
DAY1の『空気の研究』の解説書としても読める本です。「空気」概念と「世間」概念を対置させることで、僕らが無意識に従っているコミュニケーションの構造を立体的に捉えるためにこちらも一緒に読んでいきます。
・DAY3のテーマ書籍を読んだ感想
◆DAY3:【構造を知る3】日本人固有の性質と行動原理
・日本人固有の性質と行動原理を根本から理解する。
【テーマ書籍】📚『日本辺境論』内田 樹 (著)
・新書大賞2010第1位。日本人とは、辺境の民である。常にどこかに「世界の中心」を必要とする。日本人を日本人たらしめる性質とはーー?
【近内さんより】
『空気の研究』の山本七平と同様に、考えるための「型」を教えてくれる内田樹さんの著作から一冊。臆断なく、冷静に日本人と日本人の置かれている歴史的状況を理解するための名著です。
【参考書籍】📚『菊と刀』ベネディクト (著), 角田 安正 (翻訳)
※参考書籍は、読むとより理解が深まりますが、読まなくても参加いただけます。
◇DAY4事前課題
・前回までの内容を踏まえて、講座を受講する前と現在とで「どのような認識のアップデートが起こったか」を文章にまとめる。(講座内または講座後に講師からコメントや感想などのフィードバックを行います)
※DAY4の事前課題『コンビニ人間』の個別の感想の提出は不要です。DAY4のメインテーマというより、講座の公式副読本という位置付けです。『コンビニ人間』を自分がどのように読んだかを見つめることが、DAY1~DAY3の振り返りにもつながると思います。
◆DAY4:【自由に考える】「普通」とは何か?
・文学作品を通じて「普通」とは何か?についてそれぞれの考えを出し合う。
【テーマ書籍】📚『コンビニ人間』村田 沙耶香 (著)
・第155回芥川賞受賞作。 主人公は、36歳未婚、彼氏なし、コンビニのバイト歴18年目。ある時、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。
【近内さんより】
最後の一冊は文学作品です。優れた物語は僕らの思考を遠くまで連れて行ってくれます。『コンビニ人間』を読むと、僕らが普段いかに「普通」というものと戦っているかを思い出します。僕らはみな、どこかで空気と世間から「ズレている」。僕らに生きづらさをもたらすこの「ズレ」に気づいて、そのズレを愛するのか、それとも矯正するのか? それを考えるための格好の題材を提供してくれる物語です。
テーマ書籍を通じて、みんなで同じ山に登るようなイメージで理解を深めます。
◆DAY4【考える】:その構造から離れ、自由になる。
文学作品を通じて、各自が自分と向き合い、世界や人間をみるまなざしをアップデートします。
この往復運動を哲学観とし、講師と参加者が双方向に意見を出しあい思考を深める講座です。
■心を整える哲学の部屋シリーズとは?■
自由になるために、私たちの「生活」を見つめ直す。
私たちは日々、膨大な情報や激しい環境変化の中に身を置き、周りや自身のことに頭を悩ませ続け、心が乱れている状態であることも少なくありません。
そんな私たちの「生きづらさ」を解消するヒントを与えてくれるのが「哲学」です。
哲学とは世の中の原理を理解して自分の生活を外から見つめ直すことです。人間は、同じ場所で同じ習慣や同じ常識の中に居続けることで、別の世界を思い描けなくなります。だからこそ、哲学的思考を通じて自分達の生活を相対化することが重要なのです。そうすることで、私たちは違う場所を描けるようになり、しがらみから解放されて自由になれるはずです。それが心を整える哲学です。
哲学は私たちが生きるためのインフラです。思考と心を整え、世界の見方を変えてくれるはずです。
■「やらないこと」と「やること」■
・(やらない)プラトンやデカルトなど哲学者の教えや専門用語を「教わる」「覚える」ことはしません。
・(やる)「◯◯って?」などの身近な問いから、日常や身の回りにあるものを哲学的アプローチで考えます。
・(やらない)最短距離で正解を求めようとはしません。
・(やる)正解がない見方やもやもやに自分なりに向き合います。そして、みんなと対話することで、自身の「思考のクセ」に気づき、それを相対化(=アップデート)します。
【内容について】
・最高に楽しかったです!
・普段話すこともない聞いたことない話や、そもそもの考え方の部分など、新しい体験の連続で、ドキッとしたり感じることばかりでした。自分のこととして考え感じることのできる講座内容でした。
・哲学とは縁も所縁もなくここまで過ごしてきたので、紹介書籍も、この講座がなければ読む事はなかったです。本講座は、私の人生の中で、いろんな意味で、たいへん特別な学びの機会となりました。
【講師・クラスの雰囲気について】
・近内さんやメンバーのみなさんで作る場の温かさ、全てとても価値あるものでした。
・ドキドキしながらの参加でしたが、近内さんのなんでもいいよ!ってスタンスに非常に安心して、かなり力みが抜けて楽しく過ごせました。
・一人でやるのは厳しい思考も、近内さんやみなさんがいる事で自分の中に潜る事ができてありがたい限りです。
\ 2023年2月6日(月)から募集開始/
\ 2023年2月6日(月)から募集開始/
■お申し込み方法と開講までの流れ
1. 2月下旬に開講までの流れをメールにてご案内いたします。
2.オンボーディングMTG(キックオフの会)
3月2日(木)19:00~20:30
flier book laboへ新しくご登録いただいた方向けに、flier book laboの活用方法のご説明や、コミュニティメンバーとの交流をするオンボーディングMTG(キックオフの会)を行います。
3.講義日程・内容
DAY1:2023年3月10日(金) 19:00-21:00
DAY2:2023年4月7日(金) 19:00-21:00
DAY3:2023年5月12日(金) 19:00-21:00
DAY4:2023年6月9日(金) 19:00-21:00
■お申し込み期間■
2023年2月6日(月)~2023年2月25日(土)
■flier book campとは■
flier book campは、本の学びを深めるオンライン講座です。
【flier book campの特徴】
1. 本という体系立てられた知をベースにした学び
2. 講師自ら実践しているプロセスをフレームワークとして提供
3. 4ヶ月という短期期間で集中して学び取る
4. 少人数の仲間と火を囲んで語るような場
■flier book campの講座MAP
ビジネスに役立つ実践講座から、答えがない議論を楽しむ講座まで。
みなさんの興味関心に合わせていろんなエリアを渡り歩いてみてください。
https://labo.flierinc.com/camp
●高める山
仕事を高めたい方向けのエリア
●育てる森
思考力を伸ばしたい方向けのエリア
●深める沼 ←本講座はココ!
知を深めたい方向けのエリア
●創発の焚き火
世界を広げたい方向けのエリア
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本講座に関するお問い合わせはこちら
booklabosupport@flierinc.com
よくあるご質問 はこちら
https://tayori.com/faq/f21f63e7c45de886eb4801b7e930d89b86ab4dcf/
▼1冊10分で読める本の要約サイト flier (フライヤー)
https://www.flierinc.com
▼オンライン読書コミュニティ flier book labo
https://labo.flierinc.com/about
▼本の学びを深める講座 flier book camp
https://labo.flierinc.com/camp
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