『読書と私とflier book labo』vol.4 ~ 大豆生田 智さん編 ~ 

   

 

 フライヤーが主催するオンラインコミュニティ、flier book labo。「自分の可能性を広げる読書コミュニティ」をコンセプトに掲げ、さまざまな業種、性別、年代の仲間たちがオンライン上で集い、書籍の要約から得た気づきや学びを語り合っています。 

 

 この記事では、flier book labo会員の方に「あなたにとってのlaboとは?」をインタビュー。flier book laboの楽しみ方は、人によって千差万別。みなさんそれぞれのイメージに近い楽しみ方がここから見つかれば幸いです。 

 

 vol.4は、オートオークションの会社で営業やEC体制の強化業務をされている大豆生田智さん(通称まめさん)にお話を伺いました。 

   

視野の広がりを期待してbook laboの加入を決めたまめさん  

仕事や生活の中で自分の触れる世界を広げるために 

 ーーはじめにまめさんの自己紹介をお願いします! 

    美術系の仕事で、国内では大きめのアートオークションの会社に勤めています。アートオークションとは美術品などを売買する場のことです。 

    僕は営業や事務をメインで行っているのですが、直近他の役割も担っています。このご時世でオークション会場が使えず、ネット上で売買されはじめたんですね。そこで新規事業開発部でEC体制強化の業務にも携わっています。  

ーーbook laboに入ったきっかけを教えていただけますか? 

    会社が福利厚生で様々なベンチャーのサービスと提携していて、そのうちの一つであるflierさんの法人プランが導入されたので、そこからflierのサービスを利用しています。 


    book laboに入ったきっかけは、仕事や生活の中で自分の触れる世界が狭くなっていると感じたことでした。業界柄、特定の業種の方ばかりとのコミュニケーションが多く、世の中とずれていってしまうのではないかという危機感があったのです。そこで、視野の広がりを期待してbook laboに加入しました。
 


 

❏価値観の違いや業種別の倫理観を理解できた 

他業種の方々とフラットに話せる場所

 
ーー実際にbook laboではどのような活動をされているのでしょうか?

    book laboで僕は特にLIFE is ARTのCLUBに積極的に参加していて、そこでは一つのテーマに沿ってディスカッションをします。LIFE is ARTのCLUBでは元々アートに興味をもっていない方もメンバーになっているのでアート関連の職種についている人との交流に限られないのです。普段仕事では関わらない業種の方々とも話す機会があります。

CLUB:メンバー同士で気軽に読書会を開催


ーー印象的だったテーマはありますか?

    社会規範を乱す人に対してどう振る舞いますかというテーマですね。

    中でも印象的だったのは、このテーマのときのある公務員の方の発言でした。「人に過ちが起こるのは仕方がないという前提ではあるのですが、社会のルールは守るべき。社会規範を乱す人を社会性を持った人として更生させるにはどうするべきか?」といった発言をされていたんです。多方面からの視点を持って話されるところが公務員だからこその振る舞いと感じました。



ーーアートに関連したテーマも教えて下さい。

    アート系だと、「ストリートアートとは?」というテーマでディスカッションをしたのが記憶に残っています。ストリートアートとは法にふれることもあるグレーゾーンのアートです。



ーーストリートアートは鉄橋下やトンネルの中に書かれたものをイメージしたのですが、合っていますか?

    はい。公共の壁などをカンバスとしてペンキやスプレーで描かれるものもストリートアートに当たります。ただ、ストリートアートは今も言語化されている途中で、どこまでをアートとするのかが定まっていないんです。広い定義では太陽の塔など野外のモニュメントもストリートアートに該当してきます。太陽の塔もリーガルじゃなければアートじゃないのか?という問いもあるのでストリートアートの議題は尽きません。



ーー太陽の塔もストリートアートなんですね!

    実はそうなんです。新しいことを知るのって面白いですよね。僕は多種多様な業種に関わっている方と交流してテーマに沿ってディスカッションをしたことで、新しい価値観の違いや業種なりの倫理感に気づくことができました。

    しかも、ディスカッションした経験が日々の業務に活かされる瞬間があります。





ーーそれはどんな時ですか?

    例えばアートと公共の関係だと、「公共の場なのであまり過激な作品はおけないなど国の決まりごとがある中で、アートと公共はお互い作品に対してどう思っているんだろう。」とか「建前や前提があったとしても、人の裏では実は別の考えもっているんじゃないか?」と多面的な視点を持てるようになりました。


LIVEでは著者の方と直接話せたりするのがbook laboのいいところ
 
 

好きな著者さんのおすすめの本を知れる

 
ーーCLUBをメインに活動されていますが、LIVEやTALKのコンテンツはいかがでしょうか?

    book laboで提供されているコンテンツは踏破して、今は毎週出るコンテンツを追っています。

    LIVEでは登壇者が4、5冊の本をおすすめして下さるのですが、あれ?この本の内容なんだっけ?と思った時にflierの要約を見に行けるのが便利ですね。あとは、LIVEを通して著者の方と直接話せるのがbook laboのいいところだと思います。

LIVE:パーソナリティを囲んで語るオンライン読書会

TALK:パーソナリティが語る、本にまつわる音声コンテンツ


ーーbook laboの「いいところ」と言っていただけて嬉しいです。LIVEやTALKを利用してこのパーソナリティの方が良かった!という具体的なエピソードはありますか?

    渡邉康太郎さんのチャンネルが好きですね。本以外の話題があってマーケティングなどビジネスの話だったりと、興味の幅が広がります。そこから本への興味に移ることもあります。

    近内悠太さんの回では自分の中にない知らない言葉がたくさん出てくるので、キーワードを拾ってさらに物事に対して知りたくなることがあります。今まで思ってみなかったことに興味がでたり、本を読むことでより理解や知識を深められていると感じています。





❏今後のlaboに期待すること

 

flierのもっと良くなるところ、また理想のユーザー像とは 


ーーこれからlaboでやっていきたいことや今後の目標があれば教えて下さい。

    あまり崇高な野望は持っていないのですが、flierを利用するモチベーションを上げるために、毎朝要約を読むCLUB「朝読」や、オンラインで焚き火を囲んで読書する「積ん読解消の会」などにも参加しようと考えています。

    今までインプットがメインだったので、次は学んだことのアウトプットをしていきたいというのが今後の目標です。

    こうすればbook laboが良くなるという点では、アクティブユーザーがもっと増えれば嬉しいですね。長く活動していると、どうしても同じ人との交流の機会が増えてしまうので(笑)。関わる人が増えるとより多くの気づきを得られるので、より多くの方がコミュニティに参加してくれると賑わって面白くなると思います。



ーーありがとうございます。まめさんから見てどんな人がbook laboに向いていると思いますか?

    読書会や読書そのものが苦手な人のほうが楽しめそうです。世の中で語られているトピックに対してより興味を持てる仕掛けがbook laboにあるので、まっさらで伸びしろがある人の方がサービスを楽しめます。





ーー本に興味がない人ほど、book laboにハマるかもしれないですね。本日はありがとうございました!


#flierbooklabo