思考と心を整え、世界の見方を変える「心を整える哲学の部屋」の最新講座が始まります。講師は『世界は贈与でできている』の著者で哲学研究者の近内悠太さん。本講座は2021年11月に開講し満足度4.9(5点満点)の人気講座「心を整える哲学の部屋」の第7弾です。
コロナの大流行から、他者との関わり方は大きく変化しました。「他者のため」「自分のため」の境界線は曖昧になり、相手への接し方について考えることも増えたのではないでしょうか。今回の講座では「ケアと利他」をテーマに、他者と生きるとはどういうことなのかを紐解き、思考を深めていきます。無意識の行動原理とその構造がわかり、認識が変わることで、明日が少し生きやすくなるはずです。
専門知識がなくても読める市販の書籍を扱いますので、「哲学に全く馴染みがない」という方もお気軽にご参加いただけます。
\ 申込期間:3/6~3/25 /
【日時】3月19日(火)12:00-12:55
【ゲスト】近内悠太
【ファシリテーター】久保彩
申込みフォーム:https://forms.gle/126kRvysSjjVhWQX9
※詳しくは下記「7.講座カリキュラム(詳細)」にてご確認ください
DAY1:2024年4月10日(水) 19:00-21:00
DAY2:2024年5月8日(水) 19:00-21:00
DAY3:2024年6月5日(水) 19:00-21:00
DAY4:2024年7月3日(水) 19:00-21:00
■こんな方に■
・他者との関わり方に戸惑いや難しさを感じている方
・身近な誰かにやさしくありたい人、自分自身にもやさしくなりたい人
・日々目の前のことに追われ、息切れしている方
・知識の取得ではなく、ものの見方をアップデートしたい方
・「本質を理解する」「自分の頭で、自分の言葉で考える」ことが重要だとわかりつつも、どのように実践したら良いかわからないビジネスパーソン
■本講座で得られるもの■
・自分なりの他者との関わり方の作法を身につけることができる
・身近な視点から哲学的思考、内省的思考を理解することができる
・対話を通じて、「問う力」「自分なりに考える力」を育むことができる
・「知ること」と「考えること」の往復運動で、世界や人間への認識のアップデートができる
\ 申込期間:3/6~3/25 /
■講師:近内悠太さんより■
「やさしい人でありたい」と感じている人は多いと思います。友人からの悩み相談にうまく応えてあげたいとか、家族に対してきちんとケアしてあげたいとか、あるいは仕事の同僚や後輩たちに対して上手にフォローしたりサポートしてあげたいというように。しかし、そんな思いと同時に、僕らにはある懸念があります。それは、良かれと思ってしてあげたことがその人を「傷つけてしまう」のではないか、という不安です。
僕らは、誰かを傷つけると自分自身も傷つくという不思議な動物なのです。「あの人を傷つけてしまった」という罪悪感があります。また、「どうして私はみんなみたいにうまくできないのか」といった恥の感情をもった特殊な動物でもあります。
そこでこの講座では「心」についてじっくり考えていきます。あなたの心と私の心。そこにはいったいどのようなメカニズムが働いているのか、それを自分の頭で、自分の言葉で考える講座です。心を考えることで、生き方が変わる。歩き方が変わる。そんな「歩き直す」ためのきっかけになったらと思っています。
近内悠太(ちかうち ゆうた)
1985年生まれ。教育者・哲学研究者で、リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。専門はウィトゲンシュタイン哲学。
デビュー著書は『世界は贈与でできている:資本主義の「すきま」を埋める倫理学』(第29回山本七平賞 奨励賞、紀伊國屋じんぶん大賞2021 第5位/2020年3月13日発売)。
※全体の雰囲気、進捗、興味関心を踏まえて、内容は柔軟に変えていく可能性があります。
■campの進め方■
1.事前課題として、「テーマ書籍」を読み、感想をまとめる
・インターバル期間に勉強会開催(任意)
2.当日参加
・講師から書籍の解釈などの共有
・1-2回のブレイクアウトセッション
→受講生3-4人で「書籍の感想や違和感」などについてディスカッション。
→全体で発表し講師や他メンバーとの対話で深める。
■campカリキュラム詳細■
◇DAY1事前課題
・自己紹介シートの記入
・DAY1テーマ書籍を読んだ感想の記入
◆DAY1:独りよがりの空回りから抜け出す
・相手を支配・コントロールしたい気持ちはどこからくる?
・独りよがりを悟る
テーマ書籍:『<叱る依存>がとまらない』(村中 直人 著、紀伊國屋書店)
▼近内さんよりテーマ書籍の紹介
たとえば「叱る」と「怒る」はまったく違うのか、それとも近いものなのか。叱るは本当にその人のためなのか、はたまた実は叱っている自分のためなのか。そんな問いを考えることを通して、「他者と関わるモード」について考えることのできる書籍です。
◇DAY2事前課題
・DAY2テーマ書籍を読んだ感想の記入
・グループディスカッション
◆DAY2:押し付けから歩み寄りへ
・「説得」から「納得」へ
・ケアの双方向性
テーマ書籍:『聞く技術 聞いてもらう技術』(東畑 開人 著、筑摩書房)
▼近内さんよりテーマ書籍(章)の紹介
DAY1より多少実践的、具体的なレベルでの「他者との関わりかた」を考えることができる一冊だと思います。ケアの手触り、ケアの風景を知るための書籍でもあります。
◇DAY3事前課題
・DAY3テーマ書籍を読んだ感想の記入
・グループディスカッション
◆DAY3:誰かと関わることで自分が変わる
・自己変容というかたちのセルフケア
・自分の囚われていたものから自由になる
テーマ書籍:『利他、ケア、傷の倫理学』(近内 悠太 著、晶文社)
▼近内さんよりテーマ書籍(章)の紹介
はい、すみません、僕の本です。その人をケアすることで、私自身が変容する、というメカニズムを追うための本です。ケア概念と利他概念、そして「傷」とはいったい何なのか、それを考えるための一冊です。
◇DAY4事前課題
・前回までの内容を踏まえて、「どのような認識のアップデートが起こったか」を文章にまとめる。
・グループディスカッション
◆DAY4:「こころ」という病
・「こころ」があるから苦しむ?
・あらためてセルフケアを考える
テーマ書籍:『こころ』(夏目 漱石 著)
▼近内さんよりテーマ書籍(章)の紹介
講座の最後は文学作品です。言わずと知れた名作『こころ』です。高校の教科書にも収録されていることの多い作品ですが、大人になった今だからこそ見えてくるものがあるはずです。日本における「近代的自我」を見事に描いた物語です。
■心を整える哲学の部屋シリーズとは?■
自由になるために、私たちの「生活」を見つめ直す。
私たちは日々、膨大な情報や激しい環境変化の中に身を置き、周りや自身のことに頭を悩ませ続け、心が乱れている状態であることも少なくありません。
そんな私たちの「生きづらさ」を解消するヒントを与えてくれるのが「哲学」です。
哲学とは世の中の原理を理解して自分の生活を外から見つめ直すことです。人間は、同じ場所で同じ習慣や同じ常識の中に居続けることで、別の世界を思い描けなくなります。だからこそ、哲学的思考を通じて自分達の生活を相対化することが重要なのです。そうすることで、私たちは違う場所を描けるようになり、しがらみから解放されて自由になれるはずです。それが心を整える哲学です。
哲学は私たちが生きるためのインフラです。思考と心を整え、世界の見方を変えてくれるはずです。
■「やらないこと」と「やること」■
・(やらない)プラトンやデカルトなど哲学者の教えや専門用語を「教わる」「覚える」ことはしません。
・(やる)「◯◯って?」などの身近な問いから、日常や身の回りにあるものを哲学的アプローチで考えます。
・(やらない)最短距離で正解を求めようとはしません。
・(やる)正解がない見方やもやもやに自分なりに向き合います。そして、みんなと対話することで、自身の「思考のクセ」に気づき、それを相対化(=アップデート)します。
【内容について】
・最高に楽しかったです!
・普段話すこともない聞いたことない話や、そもそもの考え方の部分など、新しい体験の連続で、ドキッとしたり感じることばかりでした。自分のこととして考え感じることのできる講座内容でした。
・哲学とは縁も所縁もなくここまで過ごしてきたので、紹介書籍も、この講座がなければ読む事はなかったです。本講座は、私の人生の中で、いろんな意味で、たいへん特別な学びの機会となりました。
【講師・クラスの雰囲気について】
・近内さんやメンバーのみなさんで作る場の温かさ、全てとても価値あるものでした。
・ドキドキしながらの参加でしたが、近内さんのなんでもいいよ!ってスタンスに非常に安心して、かなり力みが抜けて楽しく過ごせました。
・一人でやるのは厳しい思考も、近内さんやみなさんがいる事で自分の中に潜る事ができてありがたい限りです。
\ 申込期間:3/6~3/25 /
\ 申込期間:3/6~3/25 /
■お申し込み方法と開講までの流れ
1. 4月1日に開講までの流れをメールにてご案内いたします。
2. オンボーディングMTG(キックオフの会)
4月8日(月)19:00 - 20:30
flier book laboへ新しくご登録いただいた方向けに、flier book laboの活用方法のご説明や、コミュニティメンバーとの交流をするオンボーディングMTG(キックオフの会)を行います。
3.講義日程・内容
DAY1:2024年4月10日(水) 19:00-21:00
DAY2:2024年5月8日(水) 19:00-21:00
DAY3:2024年6月5日(水) 19:00-21:00
DAY4:2024年7月3日(水) 19:00-21:00
■お申し込み期間■
2024年2月29日(木)〜2024年3月25日(月)
※labo会員限定特別申込期間:2月29日〜3月5日
※一般申込み:3月6日〜3月25日
■flier book campとは■
flier book campは、本の学びを深めるオンライン講座です。
【flier book campの特徴】
1. 本という体系立てられた知をベースにした学び
2. 講師自ら実践しているプロセスをフレームワークとして提供
3. 4ヶ月という短期期間で集中して学び取る
4. 少人数の仲間と火を囲んで語るような場
■flier book campの講座MAP
ビジネスに役立つ実践講座から、答えがない議論を楽しむ講座まで。
みなさんの興味関心に合わせていろんなエリアを渡り歩いてみてください。
https://labo.flierinc.com/camp
●高める山
仕事を高めたい方向けのエリア
●育てる森
思考力を伸ばしたい方向けのエリア
●深める沼←本講座はここ!
知を深めたい方向けのエリア
●創発の焚き火
世界を広げたい方向けのエリア
--------------------------------------------------
本講座に関するお問い合わせはこちら
booklabosupport@flierinc.com
よくあるご質問 はこちら
https://tayori.com/faq/f21f63e7c45de886eb4801b7e930d89b86ab4dcf/
▼1冊10分で読める本の要約サイト flier (フライヤー)
https://www.flierinc.com
▼オンライン読書コミュニティ flier book labo
https://labo.flierinc.com/about
▼本の学びを深める講座 flier book camp
https://labo.flierinc.com/camp
--------------------------------------------------
#近内悠太
#flierbookcamp