「充実した時間を過ごしたい」「タイムパフォーマンスを高めたい」――。
昨今は「時間の使い方」が注目されていますが、私たちは忙しさに追われる一方で、「退屈」な時間もまた存在します。
「退屈」は、古くから私たち人間を悩ませてきた普遍的なテーマです。その証拠に、多くの哲学者たちも退屈との付き合い方を模索してきました。
本講座では3人の哲学者（パスカル、ニーチェ、アラン）の著作を題材に、それぞれの「退屈」に対する思想を読み解き、私たちがどうすれば「豊かな時間」を過ごすことができるかを探求します。
講師はflier book camp初登場、関西外国語大学准教授で『スマートな悪』著者の戸谷洋志さんです。戸谷さんの専門は哲学、倫理学。大阪ビジネスパークで毎月「哲学対話」を開催し、ビジネスパーソンと哲学をつなぐ活動をしています。
本講座では、座学とともに「対話」も重視します。会社やビジネスの場ではなかなかできない「深い対話」ができるのも大きな魅力です。
「哲学は難しそう」という方も、ぜひご参加を。講座が終わる頃には、世界や自分に対する見え方がアップデートしているはずです。
＼ 申込期間：9/6~9/25 ／
DAY2：2023年11月13日（月） 19:00-21:00
DAY3：2023年12月11日（月） 19:00-21:00
DAY4：2024年1月15日（月） 19:00-21:00
■こんな方に■
・哲学に興味のある方、学んでみたい方
・哲学に興味はあるけど「難しそう」「とっつきにくい」と感じている方
・哲学を通して自分自身を理解したい方
・多角的な視点で世界をとらえ直したい方
・「哲学対話」を体験してみたい方
・人生について誰かと語り合いたい方
■本講座で得られるもの■
・哲学者の思想を通して、自分のことをより理解できるようになる
・自覚していない「当たり前」に気づくことができる
・世界や自分に対する見え方がアップデートする
・深い思考習慣が身につく
・自分の言葉で考えを語れるようになる
・人生について語り合える仲間と出会える
＼ 申込期間：9/6~9/25 ／
■講師：戸谷洋志さんより■
今回の講座では、「退屈」を切り口に、哲学の古典的な名著の読解と、日常における体験の言語化を往復しながら、私たちの生きる時間について理解を深めて生きたいと思います。
古典は、いわば「鏡」のようなものです。ずっと昔に書かれたものが、今を生きる自分の姿をありありと映し出している──そこに哲学書を読むことの驚きがあります。
一緒に考え、一緒に語り合いながら、そうした驚きをシェアすることができたら嬉しいです。
戸谷 洋志（とや ひろし）
1988年生。関西外国語大学准教授。大阪大学大学院特任研究員、追手門学院大学特任助教、大阪大学特任助教を経て、2021年より現職。2019年、大阪大学大学院文学研究科にて博士後期課程を修了。博士（文学）。ハンス・ヨナスを主要な対象としながら、「技術」と「責任」をキーワードに研究を行う。一方で、教育・社会連携活動として、哲学対話・哲学カフェにも携わる。未来世代への倫理をより包括的に検討している。著書に『Jポップで考える哲学』（講談社）『ハンス・ヨナスの哲学』（KADOKAWA）『原子力の哲学』（集英社）『ハンス・ヨナス 未来への責任』（慶應義塾大学出版会）など。
※全体の雰囲気、進捗、興味関心を踏まえて、内容は柔軟に変えていく可能性があります。
■campカリキュラム詳細■
◇DAY1事前課題
自己紹介の記入・パスカル『パンセ』の該当箇所（一三九〜一四二）を読みエッセンスを抽出
◆DAY1：なぜ人は「退屈」から抜け出せないのか？
【テーマ書籍】『パンセ』パスカル著
ー戸谷さんよりテーマ書籍の紹介ー
近世フランスの哲学者パスカルの古典的名著です。「人間は考える葦である」という箴言も、この本で登場します。軽妙でありながら皮肉の効いた文章の数々を楽しんでほしいです。翻訳が複数出版されていますが、どの版で読んでいただいても大丈夫です。おすすめは前田陽一・由木康訳（中公クラシックス）です。
◇DAY2事前課題
ニーチェ『喜ばしき知恵』の該当箇所（42「労働と退屈」／295「短期の習慣」／329「閑暇と怠惰」）を読みエッセンスを抽出
◆DAY2：「退屈」は本当に必要ないのか？
【テーマ書籍】『喜ばしき知恵』ニーチェ著
ー戸谷さんよりテーマ書籍の紹介ー
近代ドイツの哲学者ニーチェの主著の一つです。彼の哲学の中心をなす様々な思想が詰め込まれています。なかなかの難物ですが、じっくりと読み込んでみてください。翻訳が複数出版されていますが、どの版で読んでいただいても大丈夫です。おすすめは村井則夫訳（河出文庫）です。
◇DAY3事前課題
アラン『幸福論』の該当箇所（19「あくびの技術」／38「退屈」／46「王様は退屈する」）を読みエッセンスを抽出
◆DAY3：「退屈」を乗り越えるものとは何か？
【テーマ書籍】『幸福論』アラン著
ー戸谷さんよりテーマ書籍の紹介ー
現代フランスの哲学者アランの代表作です。日常のふとした一場面から思索を繰り広げる、哲学的エッセイの名手として彼。読者に寄り添うような優しい筆致も印象的です。翻訳が複数出版されていますが、どの版で読んでいただいても大丈夫です。おすすめは神谷幹夫訳（岩波文庫）です。
◇DAY4事前課題
自分の好きな作品/コンテンツを分析する。
◆DAY4：【発表/まとめ】「忙しない退屈」を「豊かな時間」にするには？
・3人の哲学者の思想を比較し、「豊かな時間」の過ごし方を議論する。
・自分の好きな作品／コンテンツの分析結果を発表する。
◆flier book campの感想◆
「書籍以上の学びを得られた」
時間を確保できるか心配でしたが、思い切って参加して本当によかったです。書籍だけでは伝わらないたくさんの学びを得ることができました。
「自分の軸が見えてきた」
以前よりも、自分の軸やスタンス、大切にしたい価値観の輪郭が見えてきたように感じます。
「安心してアウトプットできる場」
「心理的安全性の確保」が徹底されていると感じます。安心してアウトプットできるあたたかな場所です。
＼ 申込期間：9/6~9/25 ／
■お申し込み方法と開講までの流れ
1. 10月1日に開講までの流れをメールにてご案内いたします。
2. オンボーディングMTG（キックオフの会）
10月5日(木)19:00 - 20:30
flier book laboへ新しくご登録いただいた方向けに、flier book laboの活用方法のご説明や、コミュニティメンバーとの交流をするオンボーディングMTG（キックオフの会）を行います。
3.講義日程・内容
DAY1：2023年10月16日（月） 19:00-21:00
DAY2：2023年11月13日（月） 19:00-21:00
DAY3：2023年12月11日（月） 19:00-21:00
DAY4：2024年1月15日（月） 19:00-21:00
■お申し込み期間■
2023年9月6日(水)〜2023年9月25日(月)
■flier book campとは■
flier book campは、本の学びを深めるオンライン講座です。
【flier book campの特徴】
1. 本という体系立てられた知をベースにした学び
2. 講師自ら実践しているプロセスをフレームワークとして提供
3. 4ヶ月という短期期間で集中して学び取る
4. 少人数の仲間と火を囲んで語るような場
■flier book campの講座MAP
ビジネスに役立つ実践講座から、答えがない議論を楽しむ講座まで。
みなさんの興味関心に合わせていろんなエリアを渡り歩いてみてください。
https://labo.flierinc.com/camp
●高める山
仕事を高めたい方向けのエリア
●育てる森
思考力を伸ばしたい方向けのエリア
●深める沼←本講座はこちら
知を深めたい方向けのエリア
●創発の焚き火
世界を広げたい方向けのエリア
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本講座に関するお問い合わせはこちら
booklabosupport@flierinc.com
よくあるご質問 はこちら
https://tayori.com/faq/f21f63e7c45de886eb4801b7e930d89b86ab4dcf/
▼1冊10分で読める本の要約サイト flier (フライヤー)
https://www.flierinc.com
▼オンライン読書コミュニティ flier book labo
https://labo.flierinc.com/about
▼本の学びを深める講座 flier book camp
https://labo.flierinc.com/camp
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