文を書いてみようと言われても、思うような言葉を書き連ねることができない人も多いだろう。でも、たった4ヶ月で「文が書けるかも!」と実感できたらどうだろう?自分の変化を感じながら自分の文章力を上げることが達成できるのが、野上Campだ。

    野上Campはまさに道場だった。実践的な内容の講義(座学)も濃かったが、何よりも事前課題が難関だった。とにかく書くのだ。課題にはテーマが設定されていて、お題に合わせて規定の文字数で文を書く。これが、まず大変。課題をこなしながら、私は読み手を意識して文を書くことの難しさを痛感し続けていた。(正直に言うと、毎回泣きそうだった)

    自分が書いた文に、講師の野上英文さんが添削をして下さる。受講生全員の文への毎回丁寧に添削をして下さるのだ。その添削内容が、ものすごく勉強になる。私の場合は、冗長な文章表現や、読み手に伝わりにくい構成が課題だった。野上さんは毎回、その点を端的に指摘し、「こうするともっと良くなる」という実例を示して下さった。添削文は、A4にすると1枚分くらいになることもあった。
    
    自分の添削だけではなく、他の受講生の添削もGoogleスプレッドシート上のリンクから見せてもらうこともできた。これがものすごく有用だった。他の人たちがどんなことを書いているのか、野上さんがどんな点を添削し、「こうしたらいいよ」をどう示しているか。他の添削を見ながら、自分の文に足りないことや、自分が受けた添削で理解しきれなかったことへの理解を深めていくことができた。

    講座開始前、私は文を書くことに強い苦手意識があった。それでもなんとか、3つの課題をこなすことができた。最終課題とされていた、自由なテーマでの1000~2000字での作文は、当初全く書けないのではと思っていた。しかし、実際に書いてみたら、短い文での表現ができるようになっていたし、書く手をあまり止めることなく筆を進められた。これは私にとって大きな進歩だ。驚くことに、これからももっと書きたいとすら思っている。

    文を書くのが怖い、と思っている人ほど、野上Campでぜひ鍛錬されてほしい。私も絶対できないと思っていたけれど、最終的にはこのブログを即席で(20分で)書く課題にも応じることができた。野上道場で得る自分史上最高の文章術、一生ものの宝です。