春樹が、って俺のことじゃないよ。作家の村上
春樹さん。

それから、一樹というのは先日逝去された映画
監督の大森一樹さん。代表作としては「ゴジラ」
シリーズ、吉川晃司の「すかんぴんウォーク」
をはじめとする三部作、そのほか村上春樹の
「風の歌を聴け」も脚本と両方手掛けている。
※なお、SMAP主演の映画「シュート!」も、
彼がメガホンを握っていて、実は僕も出ている
(チョイ役:笑)。後にV6の結成に参加する
井ノ原快彦くんも出てました。

まぁそれはさておき、「村上春樹は大森一樹と
同じ中学卒(春樹が一樹の3年先輩)」だ。
芦屋市立精道中学校である。ちなみに、2018
年に精道小学校でDJの山本シュウ氏(レモン
さん)の講演会が行われたが(垂水区小学校
PTA連合会 全体研修会)、そこに僕は聴講
しに行っている(またもやどうでもいい話?)

なかなか本題に入らずにすみません。

今回は春樹が一樹を偲んで、
新聞に寄稿された内容から紹介したい。

(以下、村上春樹本人の執筆文から抜粋)
担任の先生がたまたま同じで、彼(註:一樹)
は入学してすぐに(先生から?)僕(註:春樹)
の話を聞かされた。


春樹さんは伝説的な有名人だったんですよ。
ものすごくたくさん本を読んで、すごい文章を
書くってことで


と彼は言った。僕はそれを聞いてすっかり驚い
てしまった。僕は確かに中学生の頃から沢山
本を読んでいたし、文章を書いて褒められた
ことはあったけど、いくらなんでも「伝説的な
有名人」はないだろうと。でもとにかく大森
くんの話ではそうなっていた。

(以下略)

やっぱりそうか。早くも少年時代には、
この偉大なる作家の礎がすでに築かれていた。

僕は、「ノルウエイの森」を読んで以来の
ハルキストのハルキ(?)ですが最初がそれ
だから、相当読後感が重くて、かつ数日間は
「心に鍵をかけられたような」感触に陥った。

でも、数年後読み返すと、当時とはものすごく
大きく「捉え方」が変わって、初回とは違った
感触に驚いた、ということも僕の読書史の中に
刻まれている。

また、やっぱりそうかと言ったのは、あの画家
ピカソも多作だったということ。

それから作詞家の秋元康氏も、
「1つの傑作の裏には、99の駄作がある」
と著書で述べられている。

インプットも沢山、アウトプットも沢山、
これが、クリエイティブ、モノを作る人に必須
なんだろうな。

というわけで、「早く読めて、忘れない、思考
力が深まる『紙1枚!』読書法」(浅田すぐる)
を片手に、週末は時間を確保して「インプット
〜アウトプット」の作業をこなそう!と改めて
思った次第である。