上記の暗号文のようなカタカナを「パッ」と
解読もしくは漢字を当てはめられたあなた、
相当(中国)古典に、孫子にお詳しいですね?

そんしって言って、ソフトバンクグループの?
と思われたあなた、それは孫「氏」の誤りです
(孫正義さん)

前者は、漢字を当てはめると
「拙速は巧遅に勝る」(孫子より
【仕事の出来が良くて遅いより、出来は悪く
とも早い方がいい】
先日知った格言で、NECの森田社長の座右の
銘でもあります。

どんなに完璧な答えを作っても、タイミングが
遅れれば0点と一緒です。まずはやってみて、
失敗したら修正していけばいい。スピードが
何より大事です
(同氏談)。

同じようなことを、浅田すぐるさんも、著書
「トヨタで学んだ『紙1枚!』で考え抜く技術」
の中で仰っています。

みなさんの成功体験やうまくいった場面を振り
返ってみたとき、それは事前に考えた通りの
プロセスや結果だったのでしょうか?(中略)
それとも、(一部略)うまくいったと説明は
できるものの、それは「後付け」的な総括で
あって、結果が出る前は暗中模索の日々だった
という感覚でしょうか?


ビジネスの現場は、最初から予算、人員、場所
全てがお膳立てされていることは少ないことの
方が多いでしょうから、臨機応変な対応を要求
されること・過去の延長線上にない思考で動く
ことが求められると思います。

また余談ですが、NECといえば会社員生活を
送りながら35歳でプロ棋士の夢を叶えた瀬川
昌司六段が在籍されていた会社でもあります。

彼が扇子にしたためる言葉は「挑戦」だそう。
(NEC社長室に、飾ってある)

さて、表題二つ目の格言
「各個撃破」。同じく孫子より
これは今日、取引先の社長が商談で口に出した
言葉で、最初はかっこ=()かと思い?わけが
わからん、という状態でした・・・。

引用された背景としては、営業のターゲットを
「どの業界でも」と手を広げるよりは、どれか
一つに絞った方が、アポイントも取れやすいし
クロージングも決まりやすい、ということの
説明としてだった。

由来の故事としては、
「我は専(もっぱ)らにして一となり、敵は
分かれて十とならば、これ十を以てその一を
攻むるなり。すなわち、我は衆(おお)くして、
敵は寡(すく)なし」

(訳)こちらは集中して一つになり、敵は十に
分散したとすれば、こちらは十の力で敵の一の
力に当たることになる。すなわち味方は多数、
敵は少数なのである。


相手の勢力を分割させて個別に撃破していく
ことから、後に「各個撃破(かっこげきは)」
と呼ばれる有名な戦略となった。というわけ。

(故事由来と訳文は、NTT西日本「biz clip」
サイトより引用)

森田社長、それからY社長に感謝である。

※ 南宋の枋得が書いた「文章軌範」が元ネタで
「孫子」ではないとの説もあるようです。

それから、このflier book laboは、読書、本が
好きな人たちの集まりだと思うんで、ブログで
なくても、ちょっとした気づきやふと思いついた
ことをつぶやくだけでもそれを目にした他の人が
インスパイアされて、win=winというよりは
発信する人も受け取る人も心の豊かさのような
ここでしか得られない何か、が手に入ると思うの
ですがいかがでしょうか。

たとえ整った文章でなくても。

フライヤーの社員の方々も、全てにコメントは
寄せなくともしっかりお読みいただいてます!
(ということを先日、同社にお伺いした時に、
感じたのでした)