僕が毎日聴いているラジオ番組の1つにTBSの朝5時「おはよう定食」(5時半〜「おはよう一直線」)。
ともにパーソナリティーは生島ヒロシさんです。
彼のトークはもちろん、醸し出す空気感がとても
心地よくて、早起きした日には必ず聴いています。かれこれリスナー歴としては6年ぐらいになるかと
思います。
ただし、彼も夏休みや正月休みはお取りになるので期間中は必然代役として、他のパーソナリティ、TBSのアナウンサーが充てられます。その落差が
激しいと言うことを今日は甚だ感じたのでここに
シェアいたします。

今日1月6日まで、生島さんはお正月休み。
ほぼ日替わりで、入社数年の若手アナウンサーを
メインに代役が立てられています。
的確な発声、誤りのないアナウンス、ニュースや
その他のトピックの正しい発信、アナウンサーと
しての技量は、さすがに激戦をくぐり抜け入社を
されただけあって見事なものです。

しかしやっぱり生島さんが恋しい。
なぜそう思うのか?理由は以下のようなことです。

1.生島さんの個性が溢れている。例を上げると、1つのニュースに関して、ちょっとした自分の感想や
身の回りで起きた出来事なども絡めてコメントを
される。それは決して何か自分の意見や感想に賛同してほしいとか言う押し付けではなく、聞く人に
よってはうんうん、とうなずくような内容。

2.他の出演者との絡み、これはちょっと代役の人には酷かもしれませんが、気象情報のレポーターや、
何とときには警視庁の交通情報の担当者にまでも
絡むんですね。こう言うと何かネガティブな語感が想起されますが、決して彼はそういう事はなく、
ちょっとした四方山話をこの場で、て感じ。
振られる側も、常にそうでないかもしれませんが?生島さんとのやりとりを楽しんでいるようです。

3.彼のキャラクター。生島さんはかつてはTBSに入社して今回代役を務めているような方と同じような
キャリアを進まれていましたが、独立されました。

もう70代半ばで、ときには言い間違いや、リスナーからのリクエストを紹介しても、それまでのフリー
トークが長すぎて?!曲がサビに行く前にフェード
アウトすることも珍しくありません。花粉症の季節には、放送中にくしゃみを連発してしまい、同局の他の番組であの爆笑問題に、笑いのネタとして取り上げられることも恒例となっています。
でも、開き直りでは無いんですが、やってしまった事は訂正や、すいませんとコメントを挟んですぐ
次のコーナーやトピックに移るんですね。

この転換というか、間合い、場を取り持つ力…これはさすがに若年次のアナウンサーには、真似できないところが大きいかと思います。

ただ、今日の代役の方は、せっかく良いトークを
したのに、生島さんではありえないような言葉を
続けて、僕は個人的にちょっともったいないなって気がしました。

リスナーから募集するテーマが「最近どきっとした事」だったんですが、アナウンサーの方がコンビニにあるATMをたまたま使ったところ、機械から
発せられた案内アナウンス(女性の声)にどきっとした、心を掴まれたと言うお話をされたんですね。
そこまではいいのですが、
「どうでもいいですよね、この話、すみません」と言葉を継いだんです。

あー、、、もったいない。

リスナーに忖度するなんて、生島さんしないよなぁと。別にそのことが悪い、とかでは無いんですが、
改めて強引な比喩で申し上げますと、
生島さんは天然の出汁で作ったお味噌汁。

一方、その他の若年次の折り目正しいアナウンサー諸君は、「うまみ調味料(◯◯だし)」でその味を再現しようとした、と言う感じです。

もちろん後者も美味しく召し上がれるし僕だって、それが食卓に出れば美味しくいただきます。

ただ数多くあるラジオ局・番組の中でそれを選んで
聴いているので、できれば彼の個性をなるべく再現できる方を代役に人選していただきたい、と思う
のでありました。

(ちなみに、ベテランが代役を務める時ももちろんあります)

じゃぁお前人のこと言えるのか、お前も以前ラジオやってたじゃないか…と言われると、もうそこは
すいません。私は生島さんにははるか及びませんとしか、言いようがないのですが。いちリスナーの
個人的感想ということでご容赦くださいませ。

本日もお読みくださり、ありがとうございました。