思考と心を整え、世界の見方を変える「心を整える哲学の部屋」の最新講座が始まります。講師は『世界は贈与でできている』の著者で哲学研究者の近内悠太さん。本講座は2021年11月に開講し満足度4.9(5点満点)の人気講座「心を整える哲学の部屋」の第8弾です。

今回のテーマは「利他とセルフケア」です。
過去の自分と現在の行いに対して整合性を求めすぎていることはないでしょうか。自分の行いや他者との関わり方に一貫性がないと不安を感じたり、正しくないと思うこともあるかもしれません。今回の講座では、そういった矛盾を見つめながら「利他とセルフケア」について思考を深めていきます。具体的なセルフケアの方法論ではなく、利他とケアからセルフケアへという構造を一緒に考えていきます。
これまでの人生の捉え方が変わることで、周囲にも自分自身にもやさしくなれるはずです。

専門知識がなくても読める市販の書籍を扱いますので、「哲学に全く馴染みがない」という方もお気軽にご参加いただけます。

\ 申込期間:7/6~7/25 /


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詳しくは下記「7.講座カリキュラム(詳細)」にてご確認ください

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DAY1:2024年8月22日(木) 19:00-21:00
DAY2:2024年9月19日(木) 19:00-21:00
DAY3:2024年10月17日(木) 19:00-21:00
DAY4:2024年11月14日(木) 19:00-21:00
※本講座は、すべてオンラインで実施しますが、DAY4は公式オフライン会場(東京)をご用意しますので、オンライン・オフライン、いずれかでご参加いただけます。公式オフライン会場(東京)では、他の受講生や講師と直接対話できます。
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■こんな方に■
・「利他」と「セルフケア」とは何か考えたい方
・自分や他者に一貫性や整合性を求めがちな方
・自己変容という観点を知りたい方
・日々目の前のことに追われ、息切れしている方
・知識の取得ではなく、ものの見方をアップデートしたい方
・「本質を理解する」「自分の頭で、自分の言葉で考える」ことが重要だとわかりつつも、どのように実践したら良いかわからないビジネスパーソン

■本講座で得られるもの■

・自分や他者の矛盾や間違いを許容できるようになる
・身近な視点から哲学的思考、内省的思考を理解することができる
・対話を通じて、「問う力」「自分なりに考える力」を育むことができる
・「知ること」と「考えること」の往復運動で、世界や人間への認識のアップデートができる

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・参加形式:
    DAY1・DAY2・DAY3:<オンライン>のみでの実施
    DAY4: <オンライン>or<東京会場>から選択
    <オンライン>zoomを使用
    <東京会場>    東京都千代田区一ツ橋1-1-1 8F
                                株式会社フライヤー オフィス
・参加方法:事前にご希望をアンケートにて承ります。ご希望に合わせてご参加いただけます。リアル会場にて参加の場合でもzoomへの接続が必要です。


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■講師:近内悠太さんより■

現代はケアの時代だと思います。おそらくこれまでの時代は、社会の中のさまざまな場所にケアが埋め込まれていたのだと思います。ですが、現代はそうではありません。個人の時代とは、自由であると同時に、自分たちのことは自分たちでケアしなければならない時代だと言えます。制度やシステムによるケアが弱まっているのだとしたら、自分たちで為すケア(セルフケア)が重要になります。そんなセルフケアと、誰かを支援するという「利他」を一緒に考えていきたいと思います。

近内悠太(ちかうち ゆうた)

1985年生まれ。教育者・哲学研究者で、リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。専門はウィトゲンシュタイン哲学。
デビュー著書は『世界は贈与でできている:資本主義の「すきま」を埋める倫理学』(第29回山本七平賞 奨励賞、紀伊國屋じんぶん大賞2021 第5位/2020年3月13日発売)。
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※全体の雰囲気、進捗、興味関心を踏まえて、内容は柔軟に変えていく可能性があります。
■campの進め方■

1.事前課題として、「テーマ書籍」を読み、感想をまとめる
 ・インターバル期間に勉強会開催(任意)
2.当日参加
・講師から書籍の解釈などの共有
・1-2回のブレイクアウトセッション
    →受講生3-4人で「書籍の感想や違和感」などについてディスカッション。
    →全体で発表し講師や他メンバーとの対話で深める。

■campカリキュラム詳細■

DAY1事前課題
・自己紹介シートの記入
・DAY1テーマ書籍を読んだ感想の記入


◆DAY1:ケアの手触りを知る
・ケアの輪郭を掴む
・身体的なケアを知る
テーマ書籍:『超人ナイチンゲール』(栗原 康著、医学書院) 

▼近内さんよりテーマ書籍(章)の紹介
まずDAY1として、ケアの具体的な場面を学びながら、同時に、ケアの構造を見ていきます。ケアの人ナイチンゲールから超人ナイチンゲールへ。ケアを考える際に是非とも読んでおきたい一冊です。


DAY2事前課題
・DAY2テーマ書籍を読んだ感想の記入
・グループディスカッション


◆DAY2:一貫性という病、整合性という呪いから「訂正」へ
・一貫すべきという思い込みを乗り越える
・矛盾を愛する
テーマ書籍:『訂正する力』(東 浩紀著、朝日新聞出版) 

▼近内さんよりテーマ書籍(章)の紹介
硬直化した自己から訂正可能な自己のイメージへ。特に「物語」という点も語られる一冊です。本書に出てくる「訂正」という概念からケアを考えます。


DAY3事前課題
・DAY3テーマ書籍を読んだ感想の記入
・グループディスカッション


◆DAY3:過去と現在を結び直す
・矛盾があるから生きられる
・過去と現在で一貫性があったことになる
テーマ書籍:『利他、ケア、傷の倫理学』(近内 悠太著、晶文社) 

▼近内さんよりテーマ書籍(章)の紹介
利他とケアの構造を論じた一冊です。傷に応じてケアが起こる、そのケアの中で自己変容が起こり利他になる。それが実はセルフケアの構造ではないか、という理路をご紹介します。


DAY4事前課題
・前回までの内容を踏まえて、「どのような認識のアップデートが起こったか」を文章にまとめる。
・グループディスカッション


◆DAY4:すれ違いと運命
・未来は過去を変えられることを知る
・過去の自分と今の自分の矛盾を愛する
テーマ書籍:『マチネの終わりに』(平野啓一郎著、文藝春秋) 

▼近内さんよりテーマ書籍(章)の紹介
時間や過去というキーワードを考えるための物語です。人間の「心」のままならなさを描いた一冊だと思います。


■心を整える哲学の部屋シリーズとは?■
自由になるために、私たちの「生活」を見つめ直す。
私たちは日々、膨大な情報や激しい環境変化の中に身を置き、周りや自身のことに頭を悩ませ続け、心が乱れている状態であることも少なくありません。
そんな私たちの「生きづらさ」を解消するヒントを与えてくれるのが「哲学」です。
哲学とは世の中の原理を理解して自分の生活を外から見つめ直すことです。人間は、同じ場所で同じ習慣や同じ常識の中に居続けることで、別の世界を思い描けなくなります。だからこそ、哲学的思考を通じて自分達の生活を相対化することが重要なのです。そうすることで、私たちは違う場所を描けるようになり、しがらみから解放されて自由になれるはずです。それが心を整える哲学です。
哲学は私たちが生きるためのインフラです。思考と心を整え、世界の見方を変えてくれるはずです。

■「やらないこと」と「やること」■
・(やらない)プラトンやデカルトなど哲学者の教えや専門用語を「教わる」「覚える」ことはしません。
・(やる)「◯◯って?」などの身近な問いから、日常や身の回りにあるものを哲学的アプローチで考えます。
・(やらない)最短距離で正解を求めようとはしません。
・(やる)正解がない見方やもやもやに自分なりに向き合います。そして、みんなと対話することで、自身の「思考のクセ」に気づき、それを相対化(=アップデート)します。


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【内容について】
・最高に楽しかったです!
・普段話すこともない聞いたことない話や、そもそもの考え方の部分など、新しい体験の連続で、ドキッとしたり感じることばかりでした。自分のこととして考え感じることのできる講座内容でした。
・哲学とは縁も所縁もなくここまで過ごしてきたので、紹介書籍も、この講座がなければ読む事はなかったです。本講座は、私の人生の中で、いろんな意味で、たいへん特別な学びの機会となりました。

【講師・クラスの雰囲気について】
・近内さんやメンバーのみなさんで作る場の温かさ、全てとても価値あるものでした。
・ドキドキしながらの参加でしたが、近内さんのなんでもいいよ!ってスタンスに非常に安心して、かなり力みが抜けて楽しく過ごせました。
・一人でやるのは厳しい思考も、近内さんやみなさんがいる事で自分の中に潜る事ができてありがたい限りです。


\ 申込期間:7/6~7/25 /



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\ 申込期間:7/6~7/25 /




■お申し込み方法と開講までの流れ

1.8月の第1営業日に開講までの流れをメールにてご案内いたします。
2.オンボーディングMTG(キックオフの会)
8月6日(火)19:00 - 20:30

flier book laboへ新しくご登録いただいた方向けに、flier book laboの活用方法のご説明や、コミュニティメンバーとの交流をするオンボーディングMTG(キックオフの会)を行います。

3.講義日程・内容
DAY1:2024年8月22日(木) 19:00-21:00
DAY2:2024年9月19日(木) 19:00-21:00
DAY3:2024年10月17日(木) 19:00-21:00
DAY4:2024年11月14日(木) 19:00-21:00


■お申し込み期間■

2024年6月28日(金)〜2024年7月25日(木)

※labo会員限定特別申込期間:6月28日〜7月5日
※一般申込み:7月6日〜7月25日


■flier book campとは■

flier book campは、本の学びを深めるオンライン講座です。

【flier book campの特徴】
1. 本という体系立てられた知をベースにした学び
2. 講師自ら実践しているプロセスをフレームワークとして提供
3. 4ヶ月という短期期間で集中して学び取る
4. 少人数の仲間と火を囲んで語るような場

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■flier book campの講座MAP
ビジネスに役立つ実践講座から、答えがない議論を楽しむ講座まで。
みなさんの興味関心に合わせていろんなエリアを渡り歩いてみてください。
https://labo.flierinc.com/camp

●高める山
仕事を高めたい方向けのエリア

●育てる森
思考力を伸ばしたい方向けのエリア

●深める沼←本講座はここ!
知を深めたい方向けのエリア


●創発の焚き火
世界を広げたい方向けのエリア
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本講座に関するお問い合わせはこちら
booklabosupport@flierinc.com

よくあるご質問 はこちら
https://flierinc.tayori.com/q/flierbooklabo/ 

▼1冊10分で読める本の要約サイト flier (フライヤー)
https://www.flierinc.com
▼オンライン読書コミュニティ flier book labo
https://labo.flierinc.com/about
▼本の学びを深める講座 flier book camp
https://labo.flierinc.com/camp
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